笛吹川流域・鶏冠谷(途中まで)


暑い日が続いているので、沢で水遊びを兼ねた沢登りの計画があった。時間的にも上までは無理なので最後まで遡行せずに途中から降りることに決めていた。
 

 

山 域 /形 態  奥秩父 / 沢登り
メンバー  杉さん、クニさん、近さん、MINMIN
コースタイム
2001年7月20日
(金)
西沢渓谷駐車場7:30 鶏冠谷出合8:30 魚止めの滝10:30 
奥ノ飯沢出合(昼食)11:30  下降開始12:30 
駐車場戻り 15:00



【山行の感想】

塩山駅で、クニさんと近さんと初対面。杉さんも現れて登山口へ。今日は見るからに暑そうな一日になりそうだ。駐車したところから、取り付きまで皆とおしゃべりしながら歩く。東沢の河原に下りて鶏冠谷の出合いまで行くが、こんな河を横切るのなんて初めてなんで、ちょっとドキドキ。要は水の流れが怖いのだ。鶏冠谷の出合いにはちゃんと表示まで出ていてちょっと驚く。杉さんやクニさんがえらくたくさんの登攀道具をつけだしたのには、えーって感じ。岩の道具って山道具屋さんに行っても、難しそうなものばかりって感じ。同じ沢にこれから登るんだよね〜〜?? と思いながら不安に思う。

鶏冠谷の最初の部分はちょっと暗めで、水量もこの前体験した沢よりも多い。ガイドブックには、水量が多いとは書いてあったけど、水恐怖症の私の許容範囲であることを願うばかりだ。最初は小さな滝があり、しばらく行くと魚止ノ滝に出た。私のガイドブックは7mなんて書いてあるけど、絶対ウッソー!!って感じ。他の人のガイドブックにも様々な数値が書いてあるけど、とにかく結構長い。7mだったらその2倍以上はあるように見える。これを自分で登れって言われても・・・。巻き道は手前にザイルがはってあるので、これを登れば一人でも高巻けるとは思うものの、高巻きっていうのも怖いシーンがあるとザイルがないってことだから怖いよなあ・・。


 とにかく9時頃からずっと杉さんがトップでルートを登っていったが、右よりに下3分の
1ぐらいまでは素人の私にもなんとなくルートはわかったが、それ以上は全然わからない。ラスト3分の1ぐらいの場所がスラブみたいになっていて、つるつるしていて怖そう。いろいろ試行錯誤しているのが見える。ずっと観ていたら、怖いことに加えて寒気がしてきて、本当に滝の下は寒いので少し日光の差す所に移動。そこからの方が上の方が見えて、ようやく左よりにルートを変えて登り切ったようだ。ずっと観ていて、これでは、全然自分では登れないなあってよくよくわかって、私は高巻くことにした。巻きが難しかったらどうしようと思ったが、最初にザイルが張ってあって、そこから上は笹の中を木の根を手がかりに急登するがきちんとしたルートでほっとした。再び沢に戻って今度は上から眺めることに。近さんはまだ登ってきっていなかったが、すぐに、にこにこして登ってきた。私は寒いのでフリースを着て待っていることにした。クニさんは、最後の方を右よりのルートを取って登ってきた。私はみなさんのロープ操作を眺めるだけで何もお手伝いもできなかった。大きな石を使って支点を作っていたりするのを実際にみて、お勉強になりました。本を読んでもわからないことって、たくさんあるけど、観ているとやっぱりこうなっているんだ〜〜という発見ばかりでおもしろい。


 そこから上は、穏やかな感じで、綺麗なナメが多くて歩きを楽しむ。だけど、結構自分にとって水が思ったよりあって、へつりとか出てくると、「あーあの水の淵にすいこまれたら・・・」なんて思って結構怖い。それに左足を先週ごく軽い捻挫をしているので、全体に左足に力を入れないようにしている。それに、やっぱり自分のぶかぶかの渓流シューズのせいもあってなんだかふわふわ歩いているようだ。

 
 今回は途中の所まで行って最初から戻る予定だったので、左に奥ノ飯盛沢の大岩壁の見えるところに、気持ちのよい明るい岩があって、さっそくビールを冷やしすこととなった。ナメ滝が絶好のすべり台になっていて、近さんが滑りたくてうずうずしている。杉さんが、最初に水の深さを調べにいくと、大体お腹から胸ぐらいか?盛んに誘われるが、私はどうしても怖いのでやらなかった。近さんの子供みたいな純真な笑顔が印象的。杉さんが、テレマークみたいなポーズで滑っていく。クニさんまですべりにいっちゃった。カップラーメンや自分は暖かいお茶を飲んで結構冷えていた体には嬉しかった。沢にはホットな物は欠かせませんね・・・


 1時間ぐらいして、ゆっくり下降。登りでちょっと私はお助け紐で登った小さい滝の部分を下降には懸垂で降りようということになった。皆にとってはどってことないところなんだろうが、少し狭い場所だったので待っている間や近さんにロープをセッティングしてもらっている間がちょっと怖かった。この前やったのはエイト環での懸垂だったが、今回はATCを使っての下降。距離が短かったので降りること自体は怖くはなかった。次が本番のさっきの魚止ノ滝。最初に杉さんが降りた。どうも水に濡れることになりそう。本日2回目の懸垂だったので、要領はわかったし、近さんが、もう1本上からトップロープ状態で確保してくれるので、私としては気分的にラク。まっすぐ降りろという指示なのでそのとおりにするが、まともにシャワーどころか、すごい水流でドドド・・・・って感じで思わず笑ってしまった。懸垂したロープの長さで、この滝は約20m弱はあるようだった。ロープの長さ的には結構ぎりぎりだった。下まで降りるまでに全身上から水びたし。東沢に降りてきて、しばらく日向ぼっこ。暑い日差しのはずなのに気持ちよいぐらいだ。車まで戻るぐらいまで、体が冷えていたので、なんか爽やかな気分で歩けた。


 鼓川温泉の露天風呂につかってゆっくりしてから帰路へ。沢と温泉がセットで楽しめて楽しい一日だった。




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