平標山・ヤカイ沢 



この週末は、JR東日本の土日切符という乗り放題切符(もちろん新幹線も)二日間で16000円也という便利もんを買ったので、せっかくの切符をフルに使おうと、土曜日は東北吾妻のツリーラン、日曜日はどこか上越方面の広い斜面をばぁ〜〜んと滑りたいと思っていた。前日の吾妻の若女平コースは、予想以上に時間がかかってしまい、東北新幹線で大宮に戻り、上越新幹線に乗り換えて45分で越後湯沢と乗車時間は短かったけど、さすがに宿に着いたのが9時半過ぎで、いささかお疲れ〜〜。ゲレンデスキーでも湯沢ベースは色んなゲレンデがあるのでいいかと思いながら眠ったが。。。。 朝起きると、疲れちゃいたけど、テレビの天気予報が今日一日はとっても素晴らしいお天気ですと連呼しているので(笑)、やっぱり山滑りに行きたいもんだなあと思い、山の準備をして出発!



 山 域 / 形 態  上越  /  山スキー 
 メ ン バー  MINMIN
 コ ース タ イ ム  
 2004年 3月 14日(日)
 越後湯沢駅8:20発バス〜平標登山口バス停9:00頃
 車道の上でシールを付けて実質の出発 9:20発  
 休憩(ヤカイ沢出会い) ?
 林道より離れ登りにかかる 10:40頃
 昼食(1560m付近) 12:00〜25
 稜線(1700m付近) 13:00頃
 平標山山頂(1983.7M) 13:50〜14:15
 滑り出しの斜面の上 14:25〜30
 林道合流点 15:15〜25
 車道 15:30
 平標登山口バス停 15:45頃 
 

 登 山 情 報
●三国小学校の前にバスは止まるので、登山道は、やや道を戻った所から始まる。駐車場もそちらの方にあるようだ。(未確認)
●別荘地の中の道はまっすぐ登るだけ。以前から駐車場トラブルがあるのは有名。所定の下の駐車場に止めないとパトロールの車が監視していて上の方まで行った車を下ろしていた。

 資 料
岳人2004年3月号(東京新聞)
スキーツアー 菊池哲男編 (山と渓谷社)




お天気がよいはず?なんだけど、一歩宿を出たら、ぼた雪がぼたぼたと降っていた(宿の部屋は見晴らしがよくなかったで、あんまり外見てなかった 苦笑) 越後湯沢駅のロッカーに不要な物をデポ。苗場スキー場方面のバスに乗って、うとうとしていたら、かぐらスキー場あたりから青空がまぶしいほどのお天気になってきた。急激にお天気が回復!! バスを登山口で降りると、このうえない完全なスキー日和だった〜〜☆


バスを降りたものの、登山道がわからないできょろきょろしていたら、テレマークの板を持った年配の女性がいたので道を尋ねた。地元のスキー場で働いている方で、今日はクロカンみたいに近くを散策するという。スキーを手に持って歩いていたら、5分とたたずに車道に雪が現れたので、すぐさまシールを貼ることにした。薄っすらと車道に積もった雪でもなんとかシールで登れるだろう。スキーを持つのは重たいのでなるべくシールで登りたいもんだ。シール貼って準備していたら、単独のテレマーカーと、2名のアルペンの男性が通過。


車道は思ったよりも短く、割とすぐに車が入らない雪の林道になった。しばらくすると目指す平標の稜線が見えてきた。ヤカイ沢はあれかなあ?稜線に雲が流れているのが見える。それにしても暑い!とぼとぼとシールで歩いていると、先ほどのテレの女性が自然観察をしていた。大して歩いていないけど、ヤッケを脱ぎたくてしようがないのでそこで休憩。ちょうど、ここは直接ヤカイ沢に向かうルートの入り口だった。私は初めてなので、このまま林道を進んで、夏道と同じような尾根筋ルートで進むことにした。とっても穏やかな春の日差しで、のんびりハイキングというのもいいなあ〜〜。スタートが遅かったので、山頂まで登れなくても、こういうのどかな景色を眺めながらシールでまったりと歩くのもいいと思うようになっていた。


軽装になったので、体が少し軽くなって無心になってシールで進む。まだ林道は長いが、春の陽光を浴びながら歩くのは気持ちがいい。ほんの緩やかな登りともいえないぐらいの平坦に近い道だ。やっと、大分歩いた頃に左の尾根に上がるようなトレースがあった。あたりには割と大きなテントが3つ位設営してあった。地形からすると夏道よりもやや手前の尾根筋を登るようだ。やっと本格的な登りになってやれやれ。ここでGPSの電池切れを発見。電池は二日と持たないほど電気を消費するには驚いた。すぐに電池を入れ換えた。


ここからは、気持ちよく樹林の中をぬって登っていく。相当な人数が登っているようで、立派なトレースである。そうこうしていると、10名ぐらいのツボ足組みが下山してきた。登山者用のトレースとはやや離れてたが、もう1パーティー7、8名ぐらい。さらにもう少し上に行くと5名ぐらいと、かなりの下山組がいた。登りは概ね人のシールのトレースの跡をたどるので、あんまり考えなくて済むのがとっても助かる(笑) 結構な急な登りの樹林帯だが、先行者のトレースは程よい感じでターンしてくれているので勉強になる。


途中でお腹も空いたので、稜線の手前の樹林帯の中で、スキーを外して食事を摂った。最初はとても山頂まで行けないかと思っていた割には、段々調子がよくなってきて、いい感じだ。
さすがに止まっていると寒い。この調子で行けば山頂まで行って滑って降りてこられそうだ。


再び歩き始めてまもなくすると、樹林帯をようやく終了して、疎林のいい感じの斜面に出てきた。あとわずかで稜線だ。心弾む思いで登っていると、再び下山者ラッシュ。ツボ足隊に始まって、山スキーでおそるおそる滑っている?パーティやら、赤布を撤収している登山パーティー、単独スノーボーダー等、なかなか目にも楽しい。やっと稜線に上がると、なんとこれまた十数人がたむろしていた。仲間が順番に降りてくるのを品評会のように見ているようだった。ところが、中にはくわえタバコのおじさんがいて、そのうち全員揃ったら、口にタバコをくわえたまま、山の家の方に滑走していってしまった!! 私は思わず目が点になっちゃった・・・・・  ここはゲレンデか?(ゲレンデでも困った風景だけど) 近くにいた同じパティーの人と少し話したけど、21名の山の会の山行だそうで、バスをチャーターして来たんだとさ。全員中高年で、山の会なんて名乗るのには山でのモラルを疑うよね。いくらなんでもくわえタバコ滑走はないんじゃないかな? (タバコを山で吸うのは個人の自由だけど、吸殻は落として行って欲しくないもんですね) 


せっかく、素敵な風景が広がっているのに、どうも頭の中はさっきの嫌なたばこの滑走シーンがぐるぐる回って困ったもんだった。おまけに、仙ノ倉山の方はガスが出ていて半分ぐらいしか見えない感じでぼーっとしてきているし。。。 稜線に出たら、風もそんなにないし、ほとんどゲレンデみたいな感じの広い斜面で、妙に安心してしまった。斜度も大してないし、のんびり登って行けばまあ着くだろうって感じになった。また、ちょうどボーダーのパーティーが結構な人数で登っているのが遠目に見えて、なんだかほっとしてしまった。(もう誰も登っていないかと思っていたので)


林道の始まり。相当なトレースの数。 平標山方面の稜線。ヤカイ沢が見える。
ルートは大きく3本位に分けられる。
こんな感じの陽だまりハイキング気分。シールでスイスイ〜 ようやく右の尾根筋に登って行くあたり。
正面の稜線下の黒い部分は雪崩のあと。地肌丸見え
あと少しで稜線。樹木が疎らになってきました。 ヤカイ沢右岸尾根の下から見て一番右の沢ルート。
綺麗なシュプールが1本あり。但し左方に雪崩跡あり。
平標山山頂へはなだらかな登り坂。ほとんど広いゲレンデ状態 中央の雪に埋もれているのが平標山の家
(やや上の位置の右の樹林のあたりに今回は出てきた。)
平標山山頂。結構ブッシュや石が出ている ガイドツアーのご一行さん。



見えている割には、山頂までにはそれなりの時間がかかったが、無事に予定時刻の2時よりも前に到着してやれやれ〜〜〜。山頂には、ボーダーがメインで、アルペンかテレの混成パーティーがいて、どうやら某ガイドパーティーのようでした。ボーダーのガイドさんにしっかり写真を撮ってもらいました。さらに、日本語ぺらぺらの外人さんも一緒に写真に入りたがっていたので、一緒に撮ってもらいました。彼らは約1時間ぐらい私よりも早く出発していたようでした。これから一緒にヤカイ沢を滑るのかなあ?と思って外人さんに聞いたら、「ガリガリね〜。コンディションがよくないので、登ってきた尾根の近くのあたりを(沢?)滑るですよ。そちらも気をつけてね〜」なんてしゃべってくれました。


私の推測では、まだ温度がそんなに下がっていないし、ヤカイ沢は、南西向きの斜面なんで、日当たり良過ぎてシャーベットスノーかなあ?アイスバーンってことは絶対にないだろうなあ・・・・・という考えのもと、皆がゲレンデ化した今登ってきたルートの山頂直下のスロープを滑って行くのを見送ってから、おもむろに私は、自分が滑りたいヤカイ沢の滑走ラインを観察。東から盛んにガスが沸いてきているので早いところ降りなくては。。。。山頂からダイレクトに板を履いて滑れるようにガイドブックには書いてあったけど、なんだかとっても笹や地面が顔を出していている。(笑)それ避けながら滑るのも難なんで、ちょうど松手山?に向かう稜線にツボ足のトレースがあって、一つコブをこした向こうから降りている気持ちよさそうなシュプールが見えたので、安全策でそっちまで、板を持ってつぼ足で行くことにした。


稜線の部分を少し歩いて降りて行くと、いかにもスキーを履いてくださいというようなスキー装着場に到着。(笑)スキーを付けて、写真も撮ったけど、どうみてもガイドブックに言う35度とかの急斜面には見えない。春の穏やかな陽光につつまれて、斜度はもっと緩やかで大斜面である。


登り標高差1000mを登ってきたのを、いざこれから標高差1000mを滑るんだ〜〜。いよいよ、お待ちかねの滑降開始!! 沢のど真ん中ラインは、先行者のシュプールで占められていたので、やや左の斜面が空いていることを素早くキャッチして、そのラインで滑り始めたら、超快適!!! 柔らか目の雪質で、一応30度位はあるんだろうけど、思うようにターンが決まる。ノートラックを選ぶとなると、先行者のシュプールがないところはあまりないので、必然的に幅がやや細くなることが多く、ターンは中回りターンが多かったかな? 一旦止まって上を見上げると、なかなかいい感じだ。調子よくそのまま左のラインを選んでずっと滑って行くと、笹の葉等の茂る尾根筋に近い部分を結果的に滑ったような感じになった。


だんだん、滑る端から雪が落ちてくるので、シュプールの形が崩れてしまうのがとっても残念。右手の稜線近くは雪崩そうな感じの亀裂もあるのであたり全体をよく観察してみる。左の尾根筋には樹木もあるので、そちら側を滑っていく方が安全のようだ。真ん中の一番美味しそうなラインはずっと下までかなりゲレンデ状態のように食われていたので、滑れなくてちょっと残念。ノートレース狙いをしているうちに、だんだんツリーランがらみの斜面に自動的に入っていってしまった。ヤカイ沢は、相当に横に広い大斜面なので、ラインを変えると色々滑れるので、ほとんどノートレースばっかりを選んで滑ることができた。さすがにだんだん雪の砂漠状態になってきて、重い、重い、おもいよ〜〜〜。 ほとんど平坦な斜面になってから、初めて転倒。太腿が相当お疲れのご様子でした。。。。 


傾斜が緩くなると、スキーも回しにくくなってきたので、無難なトレースを進むことにした。とても立派なトレースが樹林帯の中をくねくねと進んでいるので、これにしたがって、ほとんどボーゲン状態で何も考えずに滑っていくことにした。結構な距離があったが、パウダーシーズンだったら、さぞや楽しいツリーランができるだろうなという感じの所がずっと続く。そうこうしているうちに、朝歩いてきた林道にひょっこりと出た。(朝お会いした地元のご婦人のお話しによると、この時期ぐらいだとずっと沢沿いを進むトレースもあるようで、それだと駐車場までスキーを脱がずに滑れるそうだ。 )


林道に出たところで、やれやれと休憩。途中で写真撮ったり、かなりゆっくり滑ってきた割にはコースタイム程度でほっとする。ここで帰りのバスの時間を確認。出遅れ出発の割にはいい感じの時間に戻ってこれたので、ほっとした。そこからは、車道まであっという間の距離で、最後はスキーをザックに付けて別荘地の車道を歩いていく。朝シールで登った車道の雪も全部溶けていた。


前日の東北の寒い冬のツリーランと、今日の春の陽光の大斜面の沢の滑降と、全く二つの味わいを楽しめた充実した週末でした。ヤカイ沢は、沢ルートなので雪崩の心配はもちろん必要だけど、横に広く、幾つかのルートが選べるので、次回は、できれば山頂からパウダーシーズンに滑ってみたいと思いました。


山頂から少し北に行った斜面より滑り出す。(山頂からの写真) 滑り出しの斜面から山頂を見上げる。なんだかプッシュが一杯
向こうに見えるのは苗場スキー場 滑りだしてまもない斜面。スキーで雪を削り取っていく。
亀裂発見 滑ると雪がどんどん落下していく。
途中から左の疎林のラインを滑ることにした。雪が重くなってきた。 だいぶ斜面を降りてからの写真。後半は緩斜面のツリーランだ。
振り返って上方を仰ぎ見る。気分のいい大斜面! 途中の尾根筋からこちらに降りてくるシュプールも有り。
下から見て左の斜面は亀裂があるので、行かないようにしました。 なだらかな斜面になってきた。色々と樹林の中を滑ることもできる
穏やかな斜面でピクニック気分 緩い斜面だと雪が崩れないので、シュプールがくっきり。
シャーベットスノーでパワーが結構いりました。










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