シッケイ沢 〜完全復活!〜



前回の神楽中尾根はリフト使用の上、約1時間強のお手軽な登りで滑るということでまずまずの病気からの回復振りを確認しました。今回は、本格的に標高差1000mを登って、それから上越国境稜線を1時間ほど縦走して、それから滑りもど〜〜んと土樽駅まで標高差1400mというものなので、なかなかハードかな。平標山まで行ってみて、体調や天気と相談しながら行くかどうか決めようと思いました。



 山域 / 形態 上越 / 山スキー
メンバー MINMIN
コースタイム
2005年4月9日(土)
越後湯沢駅 6:05バス発
平標山登山口バス停 6:45着
車道終了地点(シール装着などの準備) 7:00〜20
休憩その1(1100m付近) 7:43〜50
休憩その2(1470m付近)9:05〜15
休憩その3(1700m付近)10:14〜30
稜線到着11:24〜40
仙ノ倉岳12:55〜13:30
シッケイ沢滑り出し斜面13:35
毛渡沢合流点14:20頃
群馬大ヒュッテよりやや下部(時間調整のための休憩)15:10〜40
車道(毛渡橋)16:15〜30
土樽駅16:58着

登山情報
上越線は上りも下りも極めて少ないので、必ず時刻表を確認要。
●毛渡橋のたもとの登山口には駐車スペースが3台程度はあり。車をデポするのも先着順?




車を持っていないので早朝に登山口に着くのが事実上できないので思案していたところ、朝6時台に越後湯沢駅からのバスがあることに気づいた。それで、ちょっと奮発して前夜から湯沢の町の宿に泊まっておくことにした。


これ以上ない素敵な快晴で、暖かい春の日差しが一杯だ。バスに揺られて行くと、平標山登山口付近にある駐車場が一瞬車窓から見えたけど、「おおっ!!」というほど車が既にかなりの台数止まっていた。皆が平標山狙いだと思うとこの時間で凄いものだ。バス停を降りて少し戻るようにしていくと、すぐに別荘地内の道に入った。去年はたまたま前日に降雪があったのですぐにシールをつけられたけど、さすがに今回は車道終了点までスキーを手にして歩く。


車道終了点でシールを貼って準備をする。そうこうしていたら、単独の男性や二人連れなどが次々と現れた。自分も続いて出発。本当に穏やかな朝の風景だ。しばらくすると左のヤカイ沢へ入る道とそのまま平元新道方面への道に分かれる。去年は登山道の1本手前の尾根でスキーのメインルートになっている所から登ったが、今年はヤカイ沢の沢筋に面する尾根から登る方が早いようなので、左に入っていく。ほどなく正面に立派なヤカイ沢の全貌が見えてきた。思わず立ち止まって写真を撮る。さて、どの尾根を登ろうかな?


既に登っているボーダーが正面の尾根で悪戦苦闘? ここは上部がやや雪崩れそうに見えるので、右寄りの尾根の方が樹木が多くて安全そうだ。先行の3人組はさらにずっと右の尾根方向へ。自分は右寄りの尾根を選択したが、最初の取り付きが急でシールでは登れないと思い、あっさりスキーをザックにつけることにした。そうこうしていると、後続のパーティ(関西系滑り派アルペン組、若手山学会5人組、ボード3,4人組)が続々と登場。驚くほどの賑わいだ。スキーアイゼンを付けても登れない人もいたのでシールが得意でない自分はつぼ足で正解かな。



取り付きの樹林帯からキックステップで登ることにした。ほどよい雪の硬さで気持ちよくステップが決まるが、トレースがない所をずっとキックステップで登るのはさすがに距離があるので大汗だった。(大苦笑) 途中から傾斜が少し緩んで、気持ちよい疎林の中を登っていくようになった。パウダーシーズンにも滑ってみたいコースだ。途中でスキーを履こうかと思ったけど、最後は急らしいのでそのままスキーを担いで登る。得意のシートラーゲン(そり式で運ぶやり方)をしたくても肝心の紐を忘れてきており(しばらく山に入っていなかったのでボケてます 笑)、「あーあ、ボッカ訓練じゃない?」とぼやきつつ登ったのでした。かなり肩にきました(苦笑) へばった頃に、5人の若手山岳会のメンバーが登場。全員が12本アイゼンを付けているので、「お疲れ様、先頭交代しますよ」と言ってくれたのには感謝。「ありがとう」と言うと「お互い様です。ここまでどうも」と言われた。彼らのステップの後を登ると、断然ラクであった。 \(^〇^)/


途中で休憩すると、苗場山が見事に平らに見えて感激して見入ってしまった。本当に白い雪と青い空と、素敵な景色だなあ〜〜。最後まで急登というほどでなく、割と穏やかな感じで笹と雪を踏み抜きながらも、平標山頂上直下5分ぐらいの場所に到着。先行の5人組がちょうど風の当たらない場所で休憩していたので、私もそこで休憩。彼らは雪の状態でシッケイ沢に行こうか考えていたようで、私とも途中で会話をしていた。行かれますか?と聞かれたので、自分は行くと答えた。軽く腹ごしらえする。


稜線は、平標銀座と言っても良いぐらいの賑わいで、次から次へと登ってくる人、人、人・・・・。 皆、去年私が登ったルートのようだ。山頂に人が溜まっているのが見える。5人組も私も考えていたことは同じで、山頂は踏まずにこのままトラバースで仙ノ倉山に向かうことにした。彼らの方が先に出発した。私はやや遅れる形で滑り始める。

さて、いよいよ戻ることも難しくなるので覚悟を決めて迅速に行動しよう。トラバースはシールをつけたまま滑走する。ちょうどうまい具合に鞍部に到着。そこから登山道に僅かに雪が残っているので、最初のピークはシールのまま登る。振り返ると平標山からの綺麗なシュプールが1本と、見下ろした西ゼンのルートにシュプールが2、3本付いていた。その後、ピークを終わるとやや下った場所ぐらいから雪がなくなってしまい担ぐことにした。(左右のトラバースをうまくすればずっとシールで行けそうだった。平標山の直下に出すぎたので、仙ノ倉山までの全体の雪の付き方をうまく観察できず漠然と進んでしまった。まあ下手なトラバースで失敗するとかえって時間をロスるのでまあいいかぁ・・・。小さなアップダウンを2回位やり過ごしてスキーを担いで、やっと仙ノ倉山に到着。(木道や階段、雪の踏み抜きなど、思ったよりも時間を消費した)





朝のヤカイ沢 ヤカイ沢アップ
全層雪崩れの跡。怖っ〜い 取り付きの尾根。写真よりも急斜面に感じた
続々と 自分が登ったルートは右の尾根。正面が平標山山頂
最高〜♪♪♪ 苗場山
仙ノ倉山方面をバックに 最初のピーク方面。ここの登山道はシールOK
憧れの西ゼン。ここから見える下が急なんだろうな・・・ 仙ノ倉山から来し方を振り返り
思わずVサイン。復帰後本格的な最初の山頂 谷川連峰の最高峰




仙ノ倉山の山頂は、5人組の他にも、別の4人組山岳会もいて、ちょっとした賑わいだった。(他にももう少しいたかもしれない?) 山頂は泥が出ていて笹の上でスキーを外して準備。それにしても、雪山は眺めが良すぎて、休憩の時間もトイレできそうな場所を探すのに奔走して、落ち着いて休んだ気もしない(大苦笑) それに、ザックから板を外し、シールもはずし、ワックス塗ったり、写真撮ったりと大忙し(苦笑)


この日は本当に穏やかなお天気で、崩れる心配がなさそうなのが嬉しい。正面の万太郎山や奥には谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳、奥に日光白根山や尾瀬の燧ヶ岳、皇海山あたりか? 左手には巻機山方面の白い砂漠のような山々がずらりと並ぶ。麗しき上越の山々がいい感じだ。先行組が先に降り始めた。残るは私と単独の若手の男性。電車の時間を私に聞いてきたけど、15時台の次は18時台しか電車が上りも下りもないと聞いて驚いていた。(ここに来るのに下調べしないで来ているとは、ちょっと?! 平標あたりとはちょっと違うんだけどね・・・。タクシー呼ぶのも一人だと結構負担な金額ですけどね。) 自分自身はこの時点で15時台の列車は諦めていたが、群大ヒュッテを越した安全地帯には早めに降りたいと考えていた。


私も10分程度遅れくらいで山頂を降り始めた。ほんの30m位?はブッシュが出ていてスキーをつけられないので、一段下がった所からスキーを付ける。山頂からすぐ右下に降りる所は毛渡沢西俣で、こちらの方が傾斜がキツイので間違わないようにしなくてはならない。目指すシッケイ沢左俣は50mぐらいゆるゆると斜面の様子を見ながら降りて行ったら、バ〜〜ンと楽園のように楽しそうな斜面が広々と出現、気分は絶好調 \(^〇^)/


下の方には、5人組と4人組のパーティーが豆粒のように大斜面をシュプールを描きながら滑っている。止まり止りシュプールの品評会のようだ。一気に滑るのがもったいないような感じだ。どこを降りるか斜面を見ると、斜面に入ってすぐの右手のやや尾根筋のような馬の背状の所が一番滑りやすそうだが、割と多くの人が先に滑っている関係で
残念ながらややザラメの荒れかかった斜面で足を取られそうだ。左に行くと笹がうっすらと出ている。でも、斜面自体はそちらの方が大斜面なので、なんとか左に行けないかと背伸びをして(笑)覗き込んでみる。すると、なんとかスキーを履いたまま笹斜面を横断できる箇所を発見。そこまでゆっくりと降りていって約10〜20m程度の笹地帯を横断突破。


いよいよお楽しみの滑走だ。シュプールはほんの2〜3本しかついていないので、どこでも好きな所を滑走できる。下のパーティーもギャラリーみたいでちょっと緊張しちゃうなあ(苦笑) 斜度は恐らくさっきの尾根状のところよりは厳しいので30〜35度ぐらいはあるが、ザラメで斜面も広く、岩も出ていないのであまり斜度を感じない。思い切って、滑走開始♪ 最初はややゆっくり中回りターン。ある程度引き締まった程度のザラメの雪質。一気に10ターンぐらいして一番の急斜面を終えてストップ。満足して上を見上げる!! なんか無性に嬉しくて片手で写真を撮りまくる。すごいご機嫌なロケーションだ♪ しかし、それにしても暑い〜〜。一応滑走なので、厚手のシングルヤッケを着たのがまずかった。暑くて茹でダコみたいだ。さすがにこの斜面では脱ぐこともできないので我慢。ポケットに余分の物を入れたのも滑走の邪魔。ちょっと息を整えてから、もう少し真下に滑走し始めたところ、やってしまいました!雪に板を取られて右スキーが外れてしまい、転倒。幸い3m位下で体も止まったので、すぐにスキーを回収でき、簡単にスキーをつけることができてよかった。それにしてもこんな目立つ所でかっこ悪い。(苦笑)


今度は、もう少し慎重に左のやや緩そうな斜面に大きなターンを描くことにしました。さすがに斜度が少し緩くなったので楽にスキーが回るようにはなりましたが、相変わらずの猛烈な暑さで参った・・・ ザラメには軽い抜重系の滑りで自分は滑るのだが、荷物が今回軽量化に失敗したこともあり、体が重くて思ったほどスキー操作が決まらなくて残念だった。それでも、一旦斜度が緩むあたりまではそれなりのシュプールが振り返ると描かれていてちょっと満足。


平坦な箇所にいた先行者も下段の急斜面に入っていった。下には何人か滑っていて、ビデオを回しているようだ。斜面も大分の下の方まで降りてきたので、谷底付近で雪も重くなってきてました。割と急なので、先行シュプールに足を取られないようにと思い、一番左のノートラックの場所を降りることにGO! 山スキーでのリズムの勘を取り戻しつつあったので、自分としては小回りの(うまい人から見たらせいぜい中回りですが 爆笑)ターンを連続的に決めることができて、わぁ〜〜い、最高!!って心の中で叫びながら滑っていくと、ほぼ急斜面が終わった谷底近くで、またまたやってしまいました・・・・ さっきと同じパターンのザックが後ろを引かれたような感じの転倒。せっかくうまく滑れていたのに、またまた人前で超かっこ悪い転倒でした。



なんかボテボテの感じで、やっと平らな所で皆が休んでいるあたりまで来て、ほっとして思い切りザックをどすんと降ろしたら、あら〜〜〜!! 斜度がほとんどないような斜面なのに、ザックがゆっくりと転がりだしてしまって大慌て・・・・。慌ててスキーをつけたままだったので、追いついて滑り込んで抱え込んでキャッチ。回りの人も見ていてとっても恥ずかしかった。(ショボ〜〜ン) やっぱり、ちょっと安心した所に危険はつけこむので、最後まで気は緩めません。


ここでようやくヤッケを脱いで、暑さから逃れることができてほっとした。それにしても喉が渇く。今回は水が足りなくならないか心配になるほどの摂取量である。雪も相当重くなって、かっこよく滑ろうという感じの斜面でもないので、たらたらのシュテムっぽい滑りでノンビリ下る。振り返ると、滑ったシュプールが見事に見上げて、さっきの転倒シーンは除いて(苦笑)自己満足の気分に浸るシミジミ〜〜〜。それにしても、素敵な斜面だった★★★





万太郎山方面 万太郎方面
浅間山 少し下でスキー装着。見えている先からがシッケイ沢
ここが尾根上で一番メインルートみたい 笹が出ている左の方を覗き込む。素敵なシュプールが一杯
シッケイ沢の頭方面。下までつぼ足で降りてから滑ると
傾斜が緩いらしいが、当日はトレースがなかった
笹を突破して中央地帯へ
斜面が横に広すぎて全体の3分の1位しか写せない
最上部の滑走。雪がある程度しまっていた
右がシッケイ沢の頭方向。
一旦緩くなって、ここから先が谷に落ち込むような感じ 振り返り、振り返り・・・・
右の斜面を滑走 あと少しでゆるゆるバーンへ。雪がぐさぐさで疲れる
核心部が終わって見上げる。一番右のシュプールが自分
★シュプールの華やかな競演★




さて、しばらくすると右の山の斜面の疎林の所から単独の緑っぽい服の男性が滑走してきた。いきなり右から来たのでちょっと驚く。これは、最近上手い人の間で流行っている谷川岳〜オジカ沢の頭〜赤谷川源流〜万太郎山〜毛渡沢のルートだと気づく。引き続き滑って行くと、左の方からすごい雪崩れた跡あり。一気にこのあたりは滑走しないとまずい。沢がやや左に右へと屈曲して、デブリの塊の結構長い沢が続くのでその右手を滑走した。前方に先行した5人組が大休止をしていた。さらに4人組が休憩から出発するところだった。自分は、そのまま疲れた足のまま滑走継続。よれてきた足取りで適当に流すようにする。広い所に出たら、素敵なピクニック気分の雪原が広がっていた。その頃から、4人組山岳会(自分達は20代から50代?位の年齢層バラバラ隊だとしゃべているのが聞こえた)と前後するようになった。山スキー3人、テレ1名の構成だった。


この雪原から下は、沢の流れがまだほとんど出ていないような樹林の所を先行のシュプール跡をひたすらトレースする。概ね下りだが、時折細かいアップダウンをくりかえしながら、小さな沢を渡りながら滑走する。こういう樹林の中を効率的に滑走できたのは、本当に恵まれた天気と先行者のお陰だと感謝しながら滑る。途中、特に沢を渡るのに際どいステップもあってドキドキする。(実は、一番ドキドキだったかも?) たまたま4人組山岳会にはさまれるような位置で滑走していたので、ありがたくも見守ってくださって感謝です。いい加減飽きた頃に、ようやく群馬大ヒュッテ前の吊り橋付近に到着。事前の山スキーMLの情報ではまだまだ豊富な雪でどこでも渡れるという。ワイヤーだけの吊り橋自体は雪に埋もれていて全く使えず。先行者が100m以内位の上流にスノーブリッジを見つけてルート工作していただいたお陰で、自分も難なく渡れた。もう少し手前にも渡れそうな箇所もあり。


やっと、一番懸念の仙ノ倉谷の対岸に渡ることができてほっとした。そのまま惰性で滑って行くと、やや軽い傾斜のお陰でほとんど漕ぐことなくスキーが滑走する。それにしても、疲れたなあ〜、スピードが出ちゃったなあ〜と思ったら案の定全く何でもない所でこけた・・・・・。今回3回目の転倒で参った。ザックが重くて立ち上がれないので、肩から外して起き上がった。


ちょうど広々とした平原みたいな所だったので、少し先のトレースの脇でザックをおろして今回の山行で、気分的には初めての大休止。ちょうど、上越線の上り電車が土樽駅を発車する頃だったのがご愛嬌。15:22分の水上行きの後は、18:10まで登り列車はないので(下り電車も18:03分までない)、あと約3時間は電車がこないのでゆっくりと行きましょうか・・・・
 お腹も減っていたのでスノーピクニック気分だ。やや傾きかけた日差しの雰囲気になりつつあって、なごむ光線のトーンだ。こういうのどかな景色の中で緊張感から解放されてぼーっとしているのはとてもいい気分だ。途中で若手5人山岳会が「お疲れ様〜」と側を滑走していった。若い人で礼儀正しいのは見ていて気持ちが良い。


いつまでもまったりしていたい気分だが、重い腰を上げて再び滑走。結構距離が長くて、GPSで時折確認しながらあとどれくらいか?と思いながら滑る。とにかくスキーに乗っていれば滑るのだが、やはり足腰は疲れてきた感じだ。最後は杉林の中みたいな所も滑走。幸い花粉が見当たらずほっとする。人里近くなってきて、上越線の橋桁の下を通る。ものすごく波打つような状態になっていて、下手すると川にでも落ちちゃいそうで最後の緊張を強いられる。雪が少しだけ切れていたので、コンクリートの上を2,3歩サイド歩行をした。さらにもう少しすると関越自動車道の橋桁をくぐるが、そこはスキーを外して降りる。結構先に行ったと思った5人組もすぐ前にいた。最後の最後までラクをさせてもらえません。やっと車道に到着。


思わず車道にへたり込むような感じで、ザックと板を放り出して無事の到着に安堵した。
\(^〇^)/\(^〇^)/\(^〇^)/
しばらく放心状態?! 日が傾いた山々は無性に綺麗に見えた。しばらく休んでから、土樽駅まで最後の歩き。ここからはせいぜい10分ぐらいかと思いつつ、板をザックにつけるのも不精をして、手に持って歩き出したらこれがNG。えらく長くて、後続の方達にごぼう抜きにされて通常の2倍ぐらいの時間をかけヘロヘロ状態で、ようやく土樽駅に到着となりました。


土樽駅は、満員御礼状態で山スキーヤーがわんさか。そのほぼ大部分が谷川岳〜オジカ沢の頭〜赤谷川源流〜万太郎山〜毛渡沢のルート組で、皆さん谷川ロープウエイ駅に車を回収に行く所のようでした。(シッケイ沢の方は湯沢経由で車を回収できるので、タクシーで戻る方が多いようでした。)私のようにそのまま東京まで列車で戻る人は自分だけのようでした(苦笑) 


今回の山行は去年の芝倉沢を滑った時から、次は上越を代表するクラッシックルートのこのシッケイ沢かな?と思っていた。山を越して滑るというのは、やはり簡単に引き返しにくいものなので、良い天気と雪の条件、それに沢の状態などを総合的に加味してこそ初めて快適に安全に滑れるものだと思う。無事に滑走できたことが何よりも嬉しい。しかし反省点も多く、単独でかつ慎重な性格?なため、荷物の切捨てができず、もっと軽量化できた方が滑りもラクだし、スピードイコール安全に繋がるので次回の課題としたい。今回前泊のための余分な装備は歯磨きセットぐらいだったが、電車派の宿命として帰りの靴も持って滑らなくてならないので、その分などは明らかに重たくなってしまうのでやはり工夫が大切かと思う。




雪崩れ跡 ここからしばらくデブリ沢。
穏やかな雪原に出てきました。
デブリを避けて滑走
群大ヒュッテ付近の吊橋。埋まってました。
このスノーブリッジで対岸に渡った
のどかな景色手前に沢が流れている 休憩中
上越線の橋桁はレンガでいい味出してました。 車道に到着。お疲れ様でした \(^〇^)/
土樽駅までの道のり 駅でだいぶ待っている間に、春の夕暮れの景色となりました。







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