根子岳 〜ガスの中のパウダーラン〜


今シーズン最初の山滑りに行ってきました。3連休初日は生憎の雪交じりの曇り空でしたが、今回3回目でもある根子岳ならば、山頂までコース標識も10mごとにあることがわかっている安心コースなので、多少のガスでも行ってみることにしました。



 山域 / 形態 信越 / 山スキー
メンバー MINMIN
日時 2006年1月7日(土)
参考情報 2004年レポ (快晴の中、滑りは牧場経由ルート)
2003年レポ (悪天のため途中敗退 )  
  





今日は天気が悪いのは最初から分かってはいたが、駄目ならゲレンデ練習をするので菅平スキー場に行く。とりあえずザックを背負ってゲレンデに出たが、上はガスぽい?下のゲレンデはお天気雪みたいな感じで割と晴れっぽかったが・・・。更衣室のあるゲレンデから2本リフトで上がって奥ダボスゲレンデトップ到着。いつもなら、この界隈にいかにもバックカントリ−に行く人がいるのになあ・・・・。それでまずは朝のうちに綺麗にピステンのかかったゲレンデをひと滑り〜♪ なかなか快適。


もう1回リフトで上がって行くと、1名が登っているのを発見。隣の尾根が見えているのであまり視界は悪くなさそう。風も無いので、自分も行こうとシールを装着。まだ160センチ板用の新しいシールは購入していないので、150センチ用のシールを得意のガムテープで補強。写真なんぞ撮っていたら、もう1名の方も先行。ガスの中でも2名も先行しているので、随分気分がラクになった。


10:30には出発。いつもだとキャタピラーの圧雪したコースの上を進むのだが、さらにその上に新雪が薄っすら載っている。しばらく平坦に近い所を進む。やや急になるあたりまでに、板を重くした分だけ妙に足が重たいな・・・・ってつくづく思いながら進んでいた。それでブーツのバックル3つのうち甲側の2つをやや締めたらかなり快適になった。やっぱりちょっとしたことで足が重く感じたり、軽くなったりするのがわかり、何事も経験だと思った。でも運動不足で結構息切れしてました(苦笑)


避難小屋まで30分位で、右に分岐を見送ってそのまま圧雪道を進む。最初は見えていた先行パーティーは全然見えなくなり、完全ひとり旅状態。この頃はダイヤモンドダストかな?という太陽が傘をかぶってどんより見えていて、きらきらと雪が薄っすらと空中を舞っていた。周りの山の尾根も見えていたので、できれば下山はあの美味しい牧場経由で降りたいなと思っていたのですが・・・・。


そのうち、本格的にガスの中に突入。圧雪道の上にさらに雪がみるみる積もっている。休憩したいけど、景色もないので息を整えながら休み休み登って行くと小根子岳のあたりで傾斜が緩くなって道が右方向に進むようになった。ここまでは昔の10m置きのルートのずっと左側が圧雪道だ。やや離れてはいるものの並行して標識が立っているのがわかるが、途中から圧雪道と標識が離れ?、途中で竹竿が道の端に×にしてあるのが圧雪道のようです。どうやらこちらがルートのよう?だいぶホワイトアウトに近い状況になってきているので、幾ら広い道でも一人だと気弱な自分は?ちょっと恐いです。(晴れていれば単なるゲレンデの一部みたいな場所ですが) ちょうどその頃、上から単独の男性が滑走してきて、快調に圧雪部分を颯爽と下って行きました。たぶん、2年前の牧場へ降りた滑走地点はこのあたりだろう?というあたりを通りましたが、視界は少しはあるが、とてもこの雪の多い状態ではツリーホールなどに落ちてしまったら、自力でのリカバリーが不可能の可能性もあるので今日はおとなしくノーマルルートで降りるしかないなって思うようになった。でも約1名、本日牧場方面に降りたであろう先行者のシュプール跡を発見。


そこを登り切るとヘリポート降り場らしい漠然とした広い所に出たと思うのですが?シュプール跡が急にわからなくなって?
初めて圧雪でない所を進もうとすると、おおっ〜〜! さすがに深雪でスキーがーもぐるもぐる・・・・。たぶん右の方に行けば良いので、古いルート標識の所に進もうとするけど、うう・・・・いきなりラッセルか?と思ったら、しばらくすると先行者のルートの合流。やれやれ・・・。自分の非力さ加減を痛感。


ここからは、最後の山頂直下のわずかの急登のみと思っていたら、突然何人も登場。先行者は3人組の男性。真ん中の人が少々難儀しているようなので、ゆっくり待っていようと思って立ち止まった。(実はこの時の3人組の中のお一人がネットでお見かけしていて、昨年GWでも双六小屋でニアミスしているよっしっーさんだった。この時のよっしぃーさんのレポはこちら) さらに別の単独男性が近くにいた。なんだか急に山は人が多くなった感じだ。なんとなく単独の男性と会話を交わしたら、一昨年牧場の所でお会いして、道を教えていただいた地元の方だった!!!思わず懐かしいくて、少し立ち話をしてしまった。おまけに山頂にはもう誰もいないということなので写真も撮っていただいてしまった。さすがにこのガスでは、男性の方も牧場ではなくてノーマルルートで戻れられるとのこと。改めてありがとうございました (ペコンペコンペコン) 


さて、ここからは単独男性がつけてくださった右にやや軽くトラバースするルートをとるとあっさり急坂をクリア。あとは山頂の祠が見えてきてようやく到着。景色は見えないけど、風もなく穏やかな山頂。温度はマイナス7度位で、この山としては暖かい方かな?祠の雪が今年の大雪を物語るようで、雪だらけの祠でした。みかんが1つ供えてありました。シールを外して滑走準備。サングラスからゴーグルに変更。行動食のチョコもガチガチで堅くて困ったもんだ〜!温かいテルモスのお茶が嬉しい。さて、記念撮影をして下山と思って写真を撮ろうとしたら、数枚撮ったところでシャッターが降りなくなった。寒さのための電池切れだった。せっかく下山で写真を撮ろうと思っていたのだけど、これだけ低温だと胸ポケット程度でも駄目か・・・・。


いざ滑降へ。ぱふぱふの新雪が積もったルートは嬉しい感じだ。最初の急坂の所は無難に横滑りでズズズ・・・・。そこからは、最初は登ってきたルートを外さないように滑ろうとするば、登る時にはあれだけ明瞭に思えていた圧雪コースも、これでいいのかな?って具合の白いぼぅ〜〜っとした世界で、斜面が良く見えない。雪の斜面と空の区別がつかない・・・・・ 一種独特の浮遊感覚というのだろうか、山酔い、雪酔いみたいな気分だった。本日はGPSを持ってきていないので絶対にミスルートは駄目。小さな小屋のある所から左に下るのだが、思いきりはつっこめない。先行の人のシュプールがわずかにあったのが心強いけど・・・。竹竿のある所を目指して下るが、所々下りラッセル・・・・。太腿まで雪に埋まる。やっと、道標の所に戻ってきた。圧雪コースは右。古くからの10mおきの標識は左に降りて行く。


さてさて、せっかくの根子岳に来たからにはパウダーを滑りたい!天気の悪い中を登っているのは、もちろん表面がパックされていないパウダーを滑りたいからでもある♪!(笑) 当然、ここで圧雪コースから外れて左のコースへ。標識をめがけて降りるのでルートは明瞭。だけど誰も滑っていない!!最初はあまりの深雪と緩い斜面で進まないぐらいの下りラッセル状態。太ももあたりまで雪。これだけ埋まると軽い雪といえども重いので、直線的に降りるようにするとスキーが浮いてきて、わお〜〜〜!! かなり踵より加重でブーツの後ろに寄りかかりすぎ?かなって思うけど、スキーのトップを浮かすには一つの良い手だなあ・・・・・・・ 漠然と山スキー界の有名な某氏の滑りを連想してしまった・・・・。もう少し修練を積まないとこれで良いかわからないけど、パウダー滑りのひとつの方法としては、少しコツを掴んだ気がするなあ〜なんて思いながら滑る。他人のシュプールがないので快適なパウダーラン♪♪ 思わずわーい!って声を上げたくなる快適さ。(ただし、幅は比較的狭いけど自分的には十分な広さだった。)


そうこうしていたら、上の圧雪道から鈴の音が聞こえてきた。あれ?? きょろきょろしていたら、右上に男女のスノーシュー隊が登っていた。挨拶してから、また自分の世界に没頭。標識沿いの道は、現在ではあまり通られていないようで雪が吹き溜まり状のような感じで気分良い。ほどなく避難小屋に到着。そのままあとは緩い斜面をなるべく左よりのノートレースの部分を滑る。あとは、だら〜〜〜としたコースなのだが、いつまで経ってもリフト乗り場に着かない・・・・・と少々心細くなる。(トホホ〜〜〜)それだけガスは確かに濃くなっていた。やっと直前になってリフト降り場の一角が見えた時にはほっとした。(ヤレヤレ・・・)


あとはゲレンデを快適に滑って、一旦ザックを下ろして遅めの昼食を摂ってから、ゲレンデ練習。ますますゲレンデの雪とガスも濃くなってきて、ゲレンデ内もよくルートがわからないような部分あり。2時間ほどで17本ほど練習して終了。今回の根子岳はバックカントリーとしてはお手軽なコースをガスの中で行動するとどんな感じかになるのかと思ってトライしてみたが、やっぱり冬山の厳しい部分を垣間見た感じがして、良い経験となった。

ゲレンデトップ 10:30発 避難小屋 11:00 根子岳山頂12:30〜12:50 ゲレンデ戻り 13:30


テール固定式のシールなので、止め具を外してガムテープで抑えた ゲレンデトップから山の方を見上げて。
山頂直下で懐かしい人と再会 山頂から振り返って
根子岳山頂(2207m)







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