根子岳山スキー   〜残念、途中撤退〜



今シーズン、気持ちを新たにして山スキーの板を買い直した。はやりのカービング板(といってもテンメンション100−71−88だから、ややカービング度程度)を購入したが、ゲレンデで1度使用して感覚がとっても優れていた。これは山スキーが楽しみと思い、今シーズンお初の山スキーに張り切って出かけたのはよかったけれど・・・・



山行地域 / 形態  根子岳  (上信越)  / 山スキー
メ ン バー  Kさん、MINMIN
コースタイム
2003年2月1日(土)
自宅5時〜長野新幹線で上田 バスで50分程度乗車〜菅平(奥ダボスバス停) 10時頃〜スキー場トップ出発11:20発〜避難小屋12:05/35〜撤退地点13:05/25〜スキー場トップ13:55ごろ

画 像
登 山 情 報
○路線バスの終点は公衆トイレの他は何もない。更衣室、ロッカー等は奥ダボスまで行かないと駄目。
○10m置きに標識があるので、登りで迷う心配はない?コースである。







6時24分東京発の長野新幹線で行く予定で、かなり余裕を持って家を出たつもりが、私の乗車駅の2つ先の駅で人身事故発生。中央線は極めて事故が多く、通勤時間帯でも悩まされているが、朝の5時台にやられるとは・・・。幸いでまだ電車に乗る前だったので、井の頭線経由山手線でかなり大回りした形で、途中かなり急いだが、6時半ごろようやく東京駅に到着。大宮から乗るKさんも埼京線でちょっとトラブルありで、やはり1つ後ろの新幹線になるところだったので、やれやれ。それにしても、新幹線に乗るまででかなりお疲れ。

新幹線では、妙義山や両神山や、谷川岳方面、それに八ヶ岳も遠くに青空に映えて白く見えている。浅間山にいたってはとっても綺麗。上田駅に着いて接続悪くバスをかなり待って、ようやくスキー場に向かうと、何故かだんだんと曇り空。今までの快晴の青空はどこに・・・・

終点のバス停で降りたところ、何もない!! 標識だと、右に行くのが奥ダボススキー場のはずだがすぐにはスキー場なさそう。右に行きかけたけど、左のすぐ上のところにゲレンデがありそうなので、戻って上がると、これはシュナイダーゲレンデだったが、レスト設備など全くない。それでまた右の道に戻って、緩い上り坂をえっちらこっちら。確かにゲレンデマップには無料更衣室とかはあるように書いてあったけど。。。。 かなり歩いて多分10分ぐらい登ってようやく、安普請のトイレ兼無料更衣室があった。(もう少し先まで登ると、立派なレストハウスがあるようなので更衣室ぐらいはあると思うけど、一番手前のここでもう勘弁って気分。)
菅平スキー場は、ずっと手前の下の方にはセンター的な施設があるようだが、あちこちに小さなゲレンデが集合してできたようなゲレンデなので、バスで来て滑るお客さんのことは全く考慮に入れていないスキー場のようである。(やっぱりスキーは車で来る時代なんだよねガックリ)

なんだか、到着までに実に5時間半ぐらい家からかかって、なんだか随分テンション下がってしまった。おまけに見える範囲のゲレンデも、白くどんよりしていて、山頂方面はここからはまだ見えないけど、きっと雲の中だろうな・・・

それでも、ツアーに行くように着替えて用意をして(暖房もない施設で寒々しい・・・)なんとかロッカーに荷物を突っ込んでいざザックを背負ってKさんと打ち合わせ。Kさんは、毛頭、山頂には登る気はなさそう。私はルート自体は杭があるので、なんとかなるけど。風はないので、あとはガスの様子かなあ。。。。。私としてはここまで来ているのでせめてシール登高の練習も兼ねて避難小屋までは登らないか?と打診したところ、それならば。。。。自分にブレーキをかける意味もあって、リフト券の一日券も買ってしまった。

リフト2本を乗り継いでゲレンデトップにようやく着いたけど、予想どうりのガスのかかり具合。標高で100mぐらい上からは全部ガスの中。それでも、2名と1名のパーティーが登り始めているので、私らもシールを貼る準備をする。気温はマイナス5度程度で、菅平のスキー場としてはかなり暖かい方。風もなく穏やかである。

実に家を出てから6時間強でようやくシールで登り始めトホホ・・・・。 (せめて中央線が事故がなく、菅平でも迷わなければあと2時間程度は早く登り始められたのになぁ〜) シールを使ってどんどん私は登って行くが、Kさんはマイペースで登る。雪上車の跡らしき上を登る。雪はさらさらで気持ちよい。しばらくすると、目印となる看板が10m置きに出てきて安心。避難小屋までは1時間というが、結構あっけなく着いてしまった。ちょうど2名分の板が置いてあったので、まずはここで休むことにする。

避難小屋の中はシャッターを開けて入る形だが、中で2名の男性が食事をしていた。彼らは9時半ぐらいに登り出して、稜線まで行けないうちぐらい?でガスと風が強く次の看板が見えなくなるぐらいだったので戻ってきたとのこと。(去年登ったことのある人達の話だったので参考になった)シールのトレーニングといってもあっけなくここまで来てしまったので、せめて見えている斜面のほんののちょっと先まで登ることにした。

避難小屋から上は、今までよりも傾斜が出てきて、やっと山スキーっぽくなってきた。Kさんも渋々ついてきているか?のようだったので、さあ戻ろうと適当なところで板を外したら、上から3人ぐらい滑り降りてくる人達がいた。パフパフの雪に足を取られながらも、とっても楽しそう〜♪〜 急にそれを見ていたKさんが、もう少し上まで登ろうと初めてやる気を見せたので慌てて板を付けた。

ちょうど避難小屋から30分ぐらい登ったところで、やや稜線風というのか、登路が右にカーブする地点で今回の最高到達点とした。(約1900m程度でおよそ半分ぐらいの行程か?)相変わらず視界はそうよくない。上の方はぼんやりとなら100m程度か? 時には50mも見えないこともあり。ガスが晴れそうで晴れないのでしばらく待っていたけど残念。

さて、いよいよ滑りだが、少しクラストしている斜面も僅かにあり。滑り出してちょっとで転倒。板が取れたけど、上はふかふか雪だけど、30センチ下はカリカリしていてスキーを付けるのがちょっと手間。そこからは気をつけて、だけど、なるべく新雪を滑るようにライン取りして滑った。楽しくてうーん、ちょっと幅が少し狭いので、ボーゲンチックだけどやむなし。避難小屋から下は楽勝斜面なので、写真撮ったりして遊びモード。滑りも大分調子出てきたと思ったら、あっというまにゲレンデの上のだだっ広い緩斜面に出てきた。ガスは晴れてゲレンデあたりは青空模様。振り返り見ると、やっぱり山はガス。広大な斜面をトレースないところをリラックスして滑っていると、後ろから「うーん、絵になるなあ」とKさんの声。山頂に登ることはできなかったけど、一瞬だけど山スキーで感じられる珠玉の瞬間を感じられて嬉しかった。

ちょうど降りてきたら、ツヴェートさんというスロバキア出身のガイドさん(よく山雑誌で見かける)達の山スキーの講習生が一杯いて、これから出かけるところだった。やっぱり避難小屋あたりまでの練習かな? 気持ちよくゲレンデをかっ飛んで、一旦更衣室に戻る。

ザックを置いて、さあゲレンデスキー。ゲレンデは完全にお日様が気持ちよい天気。奥ダボス・表ダボス、裏太郎ゲレンデあたりを2時間で20本弱滑って満足満足。(リフトの上しか休まない私に、最後はKさんは呆れていた ^^; )リフトが短くて、似たようなのが多いので要注意。先にあがったKさんを尻目に、最後にもう一度山頂の見えるところまでリフトで行ったら、初めて一瞬山頂らしきが見えた!ほんの一瞬。カメラを取り出す間には見えなくなる程度のうっすらとした見え方。でも、となりの四阿山が初めて綺麗に見ることができて感激!!去年登ったときに、やはりガスが最初かかっていて、どの山に登るか見えなくて、降りてからも全体像を全く見ていなかったので、初めてその姿をみて嬉しかった。山頂付近が樹氷みたいに見えていた。


なんだか、アプローチの交通手段で散散苦労した往きだったが、帰りはたまたますぐにバスも来て、スムーズに帰京することができてほっとした。





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