御正体山(1682M  〜静かな雪山ハイク〜

お正月にどこか日帰りできる山を色々考えていた。当初、奥秩父の方の山に行こうとしたが、どうしてもバスの接続が悪く。前々日に雪も大分降っていたので、確実に交通機関が動いているであろう中央線の方面の山にすることに急遽変更。いつも丹沢に登ると西にずんぐりと見える御正体山に行くことにした。道志の山は初めてなので楽しみだ。



山行地域 /形態  道志山脈  / 雪山ハイキング
メンバー  MINMIN
コースタイム
2003年1月5日(日) 
 
富士急行都留市駅〜御正体入口バス停8:30/8:40 〜 尾根に出たところ9:48/ 55 〜 御正体山山頂12:20/50 〜 中の岳13:58/14:10 〜 山伏峠登山口15:30/35 〜 平野バス停16:25/45 〜 河口湖駅17:40   
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登山口情報 バスは8:06発に乗る。バス停にはトイレ、水道、Pスペースなし。
林道の終点には2,3台程度置けるPスペースあり。



朝の立川始発の中央線の甲府行きの列車は登山客が本当に多い。大月で富士急行線に乗り換えたが、結構人が多い。同じ山に行く人はいないかな?って思って都留の駅に降りたところバスは登山者3人だけ。バスがまだチェ-ンを巻いているぐらいだから、二日前の雪は本当に多かったようだ。


さて、御正体登山口で降りたのは私だけ。御正体は登山口が幾つもあるが、このバスで道坂峠まで行ってから登るほうが標高差が300mぐらいは少なくて済むのでバスの運転手さんも、ここで降りる私を見て、「この道は急登だから気をつけて・・・・」と励まし下さった。


これから登る道は北側斜面でいかにも樹林の中で寒そう。林道を登り始めたが、凍結している上にうっすら雪が積もっていて、車の轍に助けられて登っていく。トレースは先行者2名ぐらいのようだ。深々とした樹林の森の中を登る。林道が終わると山道に入る。雪はそんなに多くないが、表面がパリパリしていてモナカ雪という感じ。先行者のトレースが一人か二人でうっすら付いているぐらいなので、ルートを外していないか自分でも気をつけて登っていく。こんな雪ではダブルストックがとっても有効。結構ずっと急登。途中で左に沢を渡って尾根筋に上がるようになると、ようやく暗い樹林帯から尾根筋の明るい世界に飛び出てほっとする。ずっと暗い道では心理的にくら〜くなってしまうもの。


尾根筋に出たところで少し休憩。それから少しすると、急に上から人影が・・・。なんと猟銃を持っている! 道志の山はこの季節はハンターがいるとは聞いてはいたけど、実際に銃を持った人と対峙するとちょっと怖い。おじさんは長靴で、「先行者はご夫婦で登っている方みたいですよ」と親切に教えてくださった。銃は暴発することだってあるから・・・ (と仕事柄すぐそんなことを心配してしまうのであった。去年、仕事でそういう件を担当したことを想い出してしまった 
山まで来て仕事思いだすとは(^^;)


一旦尾根筋に上がった後は、大分日が当たるところを登ることも多くなって、坂はキツメだけど気分的には景色が枯れた樹木の間からでも見えるのは嬉しい。やっと右からの尾根を合わせたところで、正面に富士山が見えた! やっぱり日本人の正しき反応として思わず見入ってしまう。富士山は上の方は笠雲のようになっていて雪煙が見えるようだった。


ここでちょっと休憩してから最後の登りに。峰神社というかわいらしい祠のようなものだけが地面に置いてあるようなところを通過して、あとちょっとというところで、先行のご夫婦が降りてこられた。トレースのお礼を重ね重ね言って別れる。ちょうど30分前に車で来て登り始めていたらしく、ちょうどその時間差のまま頂上に着いたようだ。私なら、とても踏み跡が全くない状態ではこの時間では登りきれないだろうなあ。。。。


山頂に着くと、バスで一緒だった単独の男性が到着したところだった。道坂峠からの道はやはりトレースなく、全部バリバリでかなり手強かったとのこと。


のんびりと山頂の真ん中広場で昼食を取ってふかふか雪と太陽の光を楽しむ。今回ダウンを持ってきたけど暖かくて助かる、大体気温がマイナス2度ぐらいだけど、全然気にならない。山頂の祠とか写真に収めたりして遊んでいると、膝上ぐらいまでは雪があった。


帰りの時間も気になるので、平野への道を下り始める。トレースがないが下りだからなんとかなるかな? 歩き始めてすぐに、バリバリとズボズボと踏み抜いたりの連続。そっと歩くと雨でバリバリとなった表面の上に足を進められるが、何歩かに1回は必ず踏み抜いて、ずぼってはまるその繰り返し。道筋は微かにくぼんでいるようなところが登山道みたいなので、慎重にテープやペンキを拾いながら歩く。幸い尾根筋でルートを外す恐れがないのが助かる。一歩一歩自分のトレースが刻まれるのは嬉しいが、でも下りでも普通に歩くのに比べると何倍も体力使う。あ〜登りでなくてよかった・・・・。小さなピークを拾っていくが、1時間ほど下った中の岳というところまでくると、いかにも向こうから歩いてきてここで敗退、戻りましたという踏み跡が現れてなんだかほっとする。


そこから下は楽勝で、やっぱりトレースの有無でこんなに歩きやすさが違うのかと実感する。道志の山は大した積雪量ではないが、それでもこれだけ違うのだから。。。。 鉄塔の高圧線のところまで来ると、やっと樹林が伐採されていて、右手に富士山が光り輝いている。雪の斜面が氷のように輝いていて素敵だ。丹沢の山々もようやく遮るものなく見えて、なんと相模湾も見えたのには驚く。


ここから先は山伏峠まではおだやかな道のり。眼下に山中湖が夕陽に映えて見える。廃業したホテルのところに下山してからは、車道を1時間ぐらい、昔の思い出などに浸りながら歩いてバス停へ。実は一番緊張したのが、凍結気味の国道を歩いているときだった。後ろから走行してくる車に跳ねられないかと肩が緊張して凝ってしまいました。



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