黒姫山


  〜晴天の中を平日山スキー〜


 今シーズンはお正月早々に神楽のゲレンデ僅か上あたりで捻挫をしてしまい、日常生活には支障がないものの、ジョギングするとやや違和感のある足の状況。1月末からはゲレンデスキーを珍しくまじめにやるシーズンとなり、山滑りは少々お休み。会社では消化が義務付けられているお休みがあるので、土日合わせて合計5日間。それで後半3日間は基礎練習のためにスキースクールに入ることにして、前半は妙高三田原と黒姫山を計画。初日は天気が悪くて雪が降って視界も悪いので三田原は断念でゲレンデスキー。翌日は期待の快晴のもと、黒姫山の山スキーにお出かけ♪捻挫して以来初の山スキーなので、ちゃんと山で滑れるか心配でもありました(^^;)



 山域 / 形態 信越 / 山スキー
 メンバー MINMIN
 日程 2009年3月5日(木)
 登山情報 ●ゲレンデのリフト降り場に登山届けを入れる箱あり。リフト2本でそこまで行けます。




黒姫高原スキースクールの検定パックという仕組みでペンションに泊まる。この検定パックは普通にスクールと宿を予約するよりもかなりお徳。ログハウスでリッチな気分♪ 宿の方にリフト開始前に送迎して頂く。このゲレンデは初めて来たゲレンデ。いつもはこのあたりだと妙高赤倉に行くことが多かったので来たことなかった。妙高方面も見えるし、青空で前日の新雪がきらきら輝いている。平日なので、ゲレンデに人が数人しかいない!


リフト2本で最上部に登る。風が強いと2本目の上のリフトはやっていないこともあるので要注意。私が1本目を登ると、2本目のリフトが運転開始したばかりだった。リフト降り場近くでゆっくり準備。今は運休している上の元ゲレンデの斜面はシールで登った跡と滑った綺麗なシュプールが何本かあり。出発しようとしていたら、山スキーの単独男性がちょうど現れた。今日は一人きりで登ると思っていたのでやや意外だった。


9時15分に出発。トレースはすぐに右手の樹林帯の中を入っていくようなのでそれに従う。もちろん旧ゲレンデの所を直登でもいいけど、ゲレンデからずっと丸見えもなあ・・・。このトレースは大きく樹林帯の中を縫うようにジグが切ってあって、大変登りやすかった。恐らく前の週末につけられたものだと思うので、雪が上に積もってはいるものの、青空と真っ白な雪とぶなの木々からは直射日光を遮られて穏やかな日差しが降り注ぐ。なんか森林ハイキングって感じでとっても癒し系だ。時折ゲレンデの脇に出るけど、きらきらと霧氷が風で樹木から落ちて風に舞って、シャリシャリと音を立て落ちている。自然の音がなんとも言えない静かな音楽を奏でているようだ。思わずデジカメ動画で録音してみたが、思うようには録音できておらず残念。


かなり急な登りでやっと約1時間で今は休止のリフト降り場に到着。素晴らしい景色で野尻湖が眼下に広がる。かなり暑く、ゆっくり休憩して、後続の男性が上がってくる頃に再び出発。ここからも少しトレースはあったが、すぐになくなった。あれあれ?と思っているとケルンがあった。ここから少しだけ下ると僅かに再び薄っすらとしたトレースあり。どうやらリフト降り場まで登る人はいるけど山に登る人はそんなには多くないのか、単に風や新雪でトレースが見えなくなっているのか?


黒姫山のよい所は単純に真っ直ぐに登るだけという。ひたすらまっすぐの方角で登れば自然に稜線に届くはずだ。ここから先は斜度もやや落ちて、樹間も広めで滑るにはワクワクなルートだ。前日に積もった雪でスキーブーツの足首程度の潜り具合なので、ラッセルというほどでなくて済むのがほっとしたところ。綺麗な真っ白な雪に自分のトレースを付けるのがとっても楽しい♪♪ 私の行けるルートは土日でかつ、メジャーな所ばかりなので、自分でトレースを付けることはめったにない。さらにパーティーで行けば亀足君なので先頭に立つこともほとんどないし。。。。今回は貴重な平日休みで良い勉強です。新雪がもっとあって潜るようならば敗退してたかも・・・・・・。


気持ちよく登って行きますが、さすがにちょっとしんどいかな? 後続の男性は全然追いついてこない???私の登高速度はかなりゆっくりなので、恐らく男性ならばあっさり抜くだろうと思っていたのですが。途中で1本休憩している間にやっと単独氏がパスして進んでいきました。しばらくして私も歩き始める。やっぱり2番目って楽なんだなあ・・・・・と実感。いつも先頭で歩かれている方、本当にありがとうございます。そうこうしていると、5分位でまた私が先行してしまい、そのまま稜線まであとわずか。最後の急登を終えると外輪山の一角の稜線に到着。


ヤレヤレですが、一応黒姫山の山頂まで行ってみようと思い、引き続き進みます。ところが、雪が少なすぎて悪戦苦闘。見た感じでも波打っていて歩きにくそうだとは思っていましたが、近くによるとクラックが入っていたり、雪がなかったりで稜線通しには進めず。結局は樹林のある右側に逃げたら、ここはカリカリ&木の根があちこち出ていてシールでは限界。時間ばかり食ってしまいます。山頂までは無理だと途中で思い、樹林の中にスキーをデポ。せめて山頂が見えるであろう小ピークまで進むことに。やっと山頂が見えるピークに到着。山頂までは今来た距離ぐらいあるので、ここで引き返すことにする。ここから滑り降りるラインもあるようだけど、本日は無難に往路を戻る予定。積雪がたっぷりあればここも楽しそうな滑走ルートでしょう。翌日からスキースクールなんで無理は禁物。


再び足元に気をつけながらスキーデポ地点に戻り、さらに往路の稜線下降点に戻る。その頃には例の単独氏もちょうど登ってきており、準備をしていた。本当は氏は先ほどのラインで降りたかったのかもしれない。私に最初に会った時にも何処を滑るんですか?って聞いてきたからだ。よくブログやホームページではそちらが載っていることが多い。でも自分は自分の滑りたいルートを滑るだけなんだけど・・・・・。結局、氏も往路と同じルートで降りるようだ。ちょうど、降りようとしていたら2名のスキーヤーが登ってきていた。平日なのに4名もいるとはさすが好天だけある。2名は信濃大町から来たという。板やブーツの感じからBC系というよりもスキースクールのイントラみたいに見えてしまった? この2名は稜線越しに進んで行ったので、先ほどのピークまで行くのかな?


気が付くと空も薄曇になってしまい、陽もやや翳りかちになってきた。気温も少し下がった。軽く行動食も摂ったのでいよいよ滑走モードへ。例の単独氏が私よりも少し先に滑り出している。私は捻挫して以来の外滑りなんで嫌がおうにも慎重にならざるをえない。最初はやや急なのでほとんど横滑りで逃げの滑り。ちょっとスキーが雪にひっかかりそう。もさもさというのか・・・・・。微妙な感じ。転倒しないようにだけは細心の注意を払う。単独氏は結構大胆に滑って行くが、それなりに転倒している。やっぱり雪が難しい感じだ。斜面の右手が陽が当たる斜面で、ここが表面軽いモナカチックと途中から判明したので、左手の樹林帯が茂る暗い方を進むことにした。一瞬パウダーわあーーーい!と声を上げてしまう美味しいパウダーが出現。たった2ターンぐらいだったけどね(爆笑)腰パウダーぐらいに感じた。樹林の間はかなり疎林なのでもっと突っ込んでもよかったと思うが、やっぱり復帰第一線で腰が引けてしまってド下手な滑りだわあ。ルートを外したくはないのもの、左左に滑って行ったら林道が見えてきてしまった。ちょっと左行き過ぎか?修正して右に滑り込むと朝のルートに無事合流。微妙にモナカ的要素があって足が疲れる下りだったが、ケルンを右からパスしたらあっという間にリフト降り場。


ここまでゆっくり休み休み滑ってきたものの、20分程度で到着。少し陽が傾きかけたゲレンデに再び降りるのだったが、ゲレンデから丸見えバーンは・・・・・ これが見た目よりもハードで、モナカバリバリ。とても恥ずかしい滑りなので途中は一部樹林の中を使って滑走。樹林の中は温度変化が少ないのでモナカではないのでそこそこに滑れる。最後は結構試練。ゲレンデに到着。ふぅ〜〜〜。ヤレヤレ。ここからは快適滑走。あ〜〜なんてゲレンデって快適なんでしょうかと思った次第でした。

                                                    (2009年5月5日記)

ゲレンデトップ 9:15発 リフト降り場休憩 10:20〜35 休憩1800m付近11:40〜11:55
稜線 12:15頃 戻り地点      12:50〜55 稜線下降地点  13:05〜35
リフト降り場休憩 13:58〜14:10 ゲレンデ下部  14:20着



黒姫高原スノーパークのゲレンデ下部より黒姫山(2053m)を望む リフトが運行されていない元ゲレンデを右樹林内から登る。ここで登山届け提出
ぶな林の中は素敵な空間だった 青空と新雪
ぶなの森に癒される
霧氷が音を立てて風に舞い落ちる様子は素敵だった。 休止中のリフト降り場から野尻湖を望む
人の気配よりもうさぎさん?の足跡の方が断然多かった 妙高と火打山方面
遠くに見える日本海(肉眼では海岸線がはっきり見えるけど画像だとわかりにくい) 見えているピークまで近いようでかなり遠かった。
陽が翳った場所の方が滑りやすかった 無事下山。最後はバリバリでしんどい斜面でした





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