雲取山日帰り山行



 11月にネパールのカラーパタールにトレッキングに行き、エベレストやヒマラヤの山々をたっぷり堪能したが、それと同時に、毎日の乾燥した世界から無性に日本のしっとりとした落ち葉を踏みしめるような、そんな山に行きたいとずっと思っていた。
 先月は北八つに行ったが、雪山なので、ちょっとそういう感覚とは違う。雪山と落ち葉を踏めるような楽しみを両方楽しめるということで、奥多摩としては最高に雪がある状態というので雲取山に日帰りで行ってきました。高校から大学にかけて3回登ったことがあったのですが、なんと最後に登ったときより約20年!!が経過してしまっていて、我ながら驚いている次第です。やっぱり異国にいて思ったのは奥多摩のような自分にとって故郷の山々のこと。特に鴨沢からの今回のルートは初めて登山を志した時に父に連れられてやっとのことで登った思い出深いルート。



山行地域 /形態  奥多摩 / 雪山ハイク
メンバー  MINMIN 
コースタイム
2001年3月10日(土)
鴨沢9:20発     堂所11:30通過       
ブナ坂より少
し上 13:00〜30

雲取山山頂 15:00〜15  ブナ坂 16:08〜20 
小袖乗越の車道 18:15 
鴨沢バス停18:43 
画像 画像へGO

【山行記録】


予定では7時台のバスに乗って雲取山の行けるところまで行って日帰りで戻ってくるというものだった。時間的には結構きつそうなので頂上にはそんなにはこだわっていなかった。実際、お寝坊さんの私は結局8:36発のバスに乗って歩き出しは9時20分となってしまった。バス停からは20人以上か?それぐらいはいたと思う。  



それからは、20年の年月の記憶をたどる楽しい山道が続く。覚えているような道や民家がでてくるとなんだか嬉しい。GWに前は登ったので、ウン100名単位ぐらいの大勢の人がいたことが思い出される。車道にいったん出て、それから少し行くと本格的に山道に。早速凍結している雪がわずかに出てくる。後方から5、6名の男女のパーティーが来ていて、前後するようになるが、ときたま出ている雪に軽アイゼンをつけたりはずしたりしている人もいて、忙しそうだなと思う。話声もうるさく感じる。まだずっと山の上で最後の民家らしきを見つけ、高校生だった自分がすでにそのころには早くも疲れ始めていたことなんか思い出した。


杉林が続くようになると凍結した道が多い。下りでこれではダッシュで下れないし、さすがに12本アイゼンしか持ってきていないことをちょっぴり後悔。(軽アイゼンを買いに行ったが、どれにしようか考えあぐねて購しなかったのです。) 杉林はうっそうとしていて荘厳な感じだ。あー日本の山を歩いているなって感覚といつのまにか無の境地に陥っている自分を発見。


やや広葉樹のとろに出てくると、暖かい日差しと落ち葉のさくさくした感じ。これがいい感じで嬉しい。そんな日溜りのところで道の途中だがほとんど休まず1時間半ほど歩いていたので、休憩。親切なたぶん50台後半か60代ぐらいの男性の単独行の方が、水場がもう少し上にあると言われた。高度計から見ても大体そんなあたりかと思っていた。再び歩きだして行くと堂所らしきところ。この手前あたりからずっと雪道になったと思う。先ほどの男性とも前後するようになるが、彼はまったく休憩しないのですごいものだ。そこからは尾根の左手に道が行くようになると、振返ると富士山がうっすらと雪肌をあらわ神々しく見えた。光のまばゆいなかを、写真を撮りたいが逆光なので無理だと思い先を急ぐ。


ブナ坂への巻き道は結構長くて、だらだらしていてなかなか先が見えず。どこまで巻いていくのか。やっとブナ坂についたら、私のバスよりも先に歩いていた男女2名がいて結局もう少し先に進むことに。本当は時間的に雲取山へはかなりきついので、ここでゆっくり休んでから七つ石に上ってもいいかなと思っのだが、決意をするタイミングをそこねるようにして雲取山方面のトレースへ。急に稜線に出たので風も強く、天気も雲が多くなってきた。5分ほど登ったところで昼食をとることに。やっとトイレに行きほっとすると同時にあっというまに寒くなってきたので、ダブルヤッケとフリースと帽子をかぶってスパッツもつける。



凍えるような感じで昼食をとったが食べ終わると暖まった感じがして、再び歩き出す。いよいよ時間がつらくなったきているが、せめて小雲取山まで行って雲取山を拝みたいものだと思う。雪のトレースはきちんとあって、積雪50cmぐらいか。奥多摩なのでところどころ植生がみえているのが愛嬌か。気持ちの良い石尾根を歩いていると、急いで下っていく登山者が2、3人とは会った。やっぱり7時台のバスで来たら割と余裕で日帰りなのにと思うと自分の寝坊さ加減を恥じる。飛竜山は見えているが、なんだか西の方は段々曇ってきていて雪でもまじりそうな冬山の空。肝心の雲取山はどれかと思うとかなりまだ遠い。



 奥多摩小屋にはテントが1つあり。ここの先の急登を終えてもどうも小雲取というのはどれなんだろう??という感じ。さらに先に急登が見えたので、さすがに20年前もこのあたりで本当に限界に来ていた自分を思いだす。今も辛いがそれは時間的なものと日帰りにしてはちょっとビバークも備えて重たい荷物で。それでひとつ先のピーク(それが小雲取山だったが。)の急登に空身で登ってそこから雲取山を見ていけそうか判断することに。カメラと飲み物だけ持って行く。さすがに空身だと速くてなんとか最終タイムアップの雲取山の目標時間15時になんとかなりそうなのでダッシュで頂上へ。ここでも、さっきから前後している男性の単独行の方と会う。



 奥多摩山頂に避難小屋が出来たのは知っていたが、とても良い小屋のようだ。ジャスト15時に到着してひととおり写真を撮ったり楽しむが、景色はどんよりしていて今ひとつ。大岳山とかの方もうっすらと見えるが冬景色って感じで写真的にはぱっとしないだろう。でもなんかおかしいな、山頂の看板がないな、ないなと思っていると、例の男性が私が降りかけているのを見て「本当の山頂はむこうですよ」とおしえられる。え!!って感じでダッシュで行くと、あー懐かしい!雲取山の看板があり!。頂上へのトレースでは雪庇のような形状のまるで北アルプスの冬山のような景色もあり、うーん感激。気温マイナス4度。またまた例の男性に感謝しつつシャッターも押してもらった。



 いよいよこれからは下りでなんとか日が落ちないうちに下に降りたいのでダッシュ。雪道は下りが結構飛ばせるので気持ち良く降りる。荷物のデポしたところまでくると少しほっとする。次々と結構大パーティーも登ってきている。軽アイゼンをつけている人も多いが、凍結していないのに歩きにくくないのかな。? ブナ坂まで来て良く見るとここにも1テントあり。この頃から小雪が舞うようになり、ますます冬山気分を堪能するように。穏やかなに降っているので、「舞う」という表現そのもの。うっすら日もさす程度にて吹雪く心配はなさそう。なるべく明るいうちに安全圏に降りたいのが、雪がところどころになってくると、凍結した道もあるの、ストックを突きながら慎重におりる。バスの時間からみると最終バスの19:39には余裕で間に合いそうだ。それよりも暗い樹林帯の方が怖い。18時ごろからはヘッドランプを準備して少し使うが、樹林さえなければ雪明りで思いのほか明るい。


18時15分車道に降りる。思わずほっとする。しばし休憩。そこから下は、20分で来た時と同じ道。35分かかれば車道でも行ける。やはりちょっと疲れていたので、登山道を選択したが、これが本当に大失敗!完全な真の闇につかまってしまい。怖くて怖くて。。。。。。 ここでヘッドランプを落としたり転倒して壊したらマジに大変なので心臓がどきどき。民家の明かりのある所への約15分ぐらいがこの山行での一番の怖い核心であった。



 暖かい夜で風もなく、満月を楽しみながらバス停のところで1時間ちょうど待つことに。時間に後半追われてしまったのが残念でしたが、すごく充実した山でした。山頂の避難小屋に泊まる計画もいいなあと早くも思っています。エベレストを見て気分も改まったので、また新たな山登りの楽しさを探していきたいものです。





SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送