寒いとは思っていたが、どうしても沢に行きたくなって、行ってはみたものの・・・。
ものの見事にまずは、こんなに有名な沢なんだけど、入渓点を間違って全然違うところに入ってしまい、もどるという失態。(今だったら、インターネットとかで細かく調べれば、ここまで有名な沢なら間違えないだろうなあ・・・)
やっと正しい所に戻って、いきなりF1の5m(W−)の滝。彼はなんとかがんばって登りきったが、私は全然滑ってしまって、ハーケンのところまで手が届かず。いきなり腰まで水没してしまった。11月で水は冷たいし、釜は寒そうな色をしているし。、それでもめげずにもう1回やってまた大きく水没。さらにあと2,3回トライしていたところ、ちょうど上から降りてきたいかにも沢登りやってますという人達が下降してきて、結局ザイルを投げてもらった。さらにハーネスまでお借りして、やっとのことでごぼう抜きされたという次第。(今思い出しても若気のいたり・・・)
完全に唇まで紫色になってしまい震えがきていた。何度もそのパーティーにお礼を言って別れる。ここから上は、堰堤が多くて、当時の記憶はあまりない。大滝はちゃんと巻いて、とにかく濡れてすっかり疲れてしまってバテバテで大倉尾根に登りついたのであった。
当時のあまりの寒さで沢登りは暑くないと駄目だと真剣に理解したのでした。特に、あまり泳げない私にとって、あの深い冷たそうな釜の色を見ると・・・・・・。ちょっと自分には敷居が高いジャンルかなあと思ったのと、肝心のYuji君が海外赴任になってしまい、これがその当時の最後の沢登りになってしまいました。
今想い出しても、寒かった〜〜〜。
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