白馬・金山沢山スキー 



立山を3泊4日で滑ったあと、GW期間のみ運行されている栂池自然園へのロープウエイを利用して、比較的手軽に楽しめる金山沢に行くことにした。猿倉からのバスも5月1日〜5日のみ運行なので、電車バス派にはうってつけのタイミングである。



 山 域 / 形 態  北アルプス  / 山スキー 
 メ ン バー  MINMIN
 コ ース タ イ ム  
 2004年 5月3日(月)
 栂池高原の宿〜栂池ゴンドラリフト〜ロープウエイ自然園駅 9:10発
 栂池自然園(トイレ休憩等) 9:35発 
 2111m付近 10:37〜52
 2340m付近(昼食等) 11:40〜12:15
 2301m台地付近より滑走開始 12:30
 北股入沢合流点 12:50
 猿倉 13:05 

 登 山 情 報
●栂池自然園までのロープウエイはGW期間中のみの運行。本格稼動は5月20日以降となるので、要注意。(ゴンドラ&ロープウエイは片道1720円)
●猿倉までの林道は、毎年5月1日午前10時開通とのこと。
今年は雪が少なくて、特別1日早くゲートを開けたとのことでした。
●猿倉〜白馬駅 タクシー中型3520円(4人だと1人880円。バスは980円なので人数集まればタクシーの方が安い)
●栂池自然園では、「大雪原ウォーク」という催し物をGW期間中やっており、比較的観光気分で雪山をウオーキングできるように整備してある。(栂池山荘とビジターセンターは営業中だった)
栂池高原HP

 資  料
 リフトで登る日帰り山スキー特選ガイド 佐藤明著 (白山書房)
 スキーツアー 菊地哲男編(山と渓谷社)
 



今年の立山は、ゆったり湯治気分でハードに行動していなかったとはいえ、さすがに連日の炎天下の快晴のもとでの山スキーでお疲れ気味。荷物を持って大混雑のアルペンルートから、列車とバスを利用して移動したので、栂池高原のゲレンデ中腹の宿まで坂道を登って夕方6時頃に辿りついた時にはかなりぐったりしてしまった。食事を済ませてから、ゴンドラ乗り場隣りの「栂の湯」に入りに行く。近くの宿に泊まっている人が外湯の形でやってくるので、かなり混んでいた。(前日までのみくりが池温泉と比べてしまうと、すごく塩素臭い感じがしてしまうのは、やむなしか・・・・)


泊まった宿は、安い割には食事がよくて、何よりも鹿島槍から白馬までの後立山連峰の白い峰峰が連なっているのが一列に綺麗に見えてよかった。部屋の窓から夕焼けの写真を撮ろうとしたところ、操作を誤ってしまい、デジカメが急におかしくなってしまった。あらあら。。。。 結局、
写るンですをこの日のうちに買って、明日は久々に安直な写真しか撮れないことになった、ザンネン〜〜。


朝起きたら、昨日まで綺麗に見えていた北アルプスの山々が大分雲に覆われている。裾野は見えているが、大丈夫かなあ? 出発する頃になると、雲が上がってきて、まずは一安心。宿から宅急便でかなり荷物を送り返したので、軽装になった。雪のなくなったゲレンデをしばらく下ると栂池ゴンドラ乗り場だ。なんとその下の駐車場のあたりには、長蛇の人並み! 一瞬焦るが、それは天狗原までのヘリスキーの順番待ちの人のものだった。(早く並ばないと先着順で打ち切りだそうだ。昨日の宿で一緒だったご夫妻もヘリスキー組で、前日は白馬乗鞍岳の山頂直下は登る人で大渋滞だったという。)


さて、私が乗るゴンドラ乗り場には、ほとんどがバックカントリーに行く人でかなりの人数がいた。8時少し過ぎに着いたけど、ここで登山届けを出さないとゴンドラ&ロープウエイ券を発売しない仕組みになっていた。登山指導員が机に座っており、登山届けのチェックを行う。「いや〜、今日はどの人もどの人も、金山沢(かなやまさわ)ばかりだなあ。たくさんシールの跡があるからまずはコースはバッチリだよ。ホント、金山銀座だわ!!」とおじさんの明るい声が響く。「ほんとうにどうしちゃたんだろう?何かに出ていたの?」みたいに聞かれたので「今年発売された山スキーの本に紹介されていました。」と答えた。金山沢は、私も愛読している「リフトで登る日帰り山スキー特選ガイド」の表紙の写真のコースである。私もこの写真と記事に触発されて行きたいと思ったものです。


長〜い栂池のゴンドラに乗っていると、最初は曇り空だったのが、上に行くにしたがって空模様が良くなって、降りる頃には、またまた大快晴になった。ロープウエイの運行開始は9時なので、まだやっていない時間なので、ゆっくりと歩いていくと、少し早めに運行が開始されていたようで、たぶん自分は朝2番位のロープウエイで上がった。


ロープウエイ駅を出ると、これまた大量の滑り系の人間ばかりで、観光客は僅かであった。みなシールを貼ったり、滑り道具をザックにセットしたし、日焼け止めを塗ったりと準備に忙しくしている。ここだと白馬乗鞍岳を目指す人もいるが、多数派は金山沢ないしは、小蓮華岳山頂を目指しているようだ。ほとんどラッシュのように皆出発していくので、私はゆっくり準備して、比較的遅めにスタート。栂池自然園で綺麗な公衆トイレに行ったりした(ペーパー付の水洗トイレだった)。立山の行列の山には飽き飽きしていたせいでもあり、マイペースで行動したかった。


栂池自然園からは、本当に綺麗に白馬三山も望まれて、まっすぐ平坦で、クロカン気分でとてもいい感じの所だ。願わくばもう少し雪が白くてきれいだといいのだが、かなり茶色くなってきている。しばらくすると、やや下って登るみたいな感じの斜面だが、何度か来ているらしい3人連れの男性が少し前をシール登高していて、高度を下げずに右の斜面をトラバースする美味しいコース取りをしていたので、真似して私もやや右斜面をトラバースする。高度下げなかったので、大分前を歩いていたボーダーの男女に追いつくことができた。だんだんと急な斜面が出てくるが、バラバラと単独や数人が黙々とシール登高しているのが見える。あれだけ多くの人達も、大分ばらけて斜面には少しだけ。いい気分だ〜〜♪


途中で1本休憩をとる。大分陽が翳ってきて助かる。それにしても暑い。シールも結構急な斜面でバランスを取るのが難しい場面も出てきた。GPSのインプットした尾根よりもやや右寄りを歩いているようで、手前の小尾根と書いてあるコース取りに自然になったようだ。ここから見える稜線の船越の頭には、私が自然園をスタートしてまもない頃より5,6人のパーティーが張り付いていたが、やっと最後の急登を終えたようで、稜線に登るのは大分時間がかかるようだ?


再び歩き始めると、真っ白なガスの中に入ってしまい、久々に本当の?雪山気分。こんな時こそGPSが何よりも心強い。しばらくすると、またガスがさあっ〜っと晴れてきた。でも、白馬鑓方面には、上空の大気が不安定な雲が広がっていて、さすがのGWの好天もそろそろ終りを告げようとしているのが明瞭だった。


ちょうど2時間ぐらい歩いた所は、船越の頭に直登する尾根筋のコルみたいなところになっていた。ここまで来ると、滑る金山沢方面があの尾根を越したあたりだというのがわかる地点だ。さあ、どうしようか? 猿倉のバスは14:07に出るので、遅くとも時間的余裕を見て12時半には滑り出したいと思っていた。稜線までは、急登なので、私のシールテクだと遅くなるので、シールを外してソリ式で運ぶのが一番早いかな? 当初は2301m台地のあたりから滑り出せばと思っていたが、結構快調なんで、体力的には行けそうだが。


ちょうど、その時白馬岳方面から、雪崩の爆音が鳴り響いた!!大音響である〜〜〜。シールを外し、スキーをソリ式で運ぶために細引き等のセッティングを始めたところ、今度は耳元によくない音が・・・・。特に山スキーをやっている時は、自然の音をよく聞くようにしているが、なんだか「ざっ〜ざっ〜さぁ〜さぁ〜〜」という静かな雪の流れる音が(怖っ〜〜)聞こえてくる。 何処からだろうか? それは自分が登ってきたラインよりも、やや右の沢筋に稜線方面からチリ雪崩というのだろうか? 常に雪がさやさやと流れているのだった・・・・・。静かに流れているので今のところは人が持っていかれるほどでなはいが、いい気分ではない。流れたり、止まったり・・・・。


なんだか、急に登る気をそがされ、このまま稜線に登らず金山沢を滑走することにした。そう決心が決まるとなんか安心したような?これでGW最後の1本なんで、ちょっと寂しいような・・・。その頃、大分後ろから登ってきた大集団20名ぐらいが下の方のライン取りからから2301m台地付近に陣取り始めたのを発見。まずはトラバースでそこまで降りて行くことにする。滑らない雪でえらくゆっくりだ。トラバースの途中で左下方面を見ると、とてもきれいな白い滑りやすそうな斜面が見えた。あれあれ?金山沢は北に一旦回りこむようだから右の方向だが? あまりに大量の人がその綺麗な斜面の上にランチ等を摂って陣取っているので、確認したくても近づけない雰囲気だ。GPSを見ると、やっぱり右だ。じゃあ、左の沢は何という沢だろう?万一間違った沢を滑ってしまうのは困るので、念のためツアーの中心人物らしい人に聞くと、栂池高原の宿の人で、泊まっているお客さんを集めて案内しているガイドのような立場の人だった。やはり右のルートが金山沢で一杯トレースあるよと教えてくれた。写真も撮っていただいた。小蓮華岳や稜線方面からの素敵なシュプールを拝みながら、次回はあの稜線からの壁のようなところから是非チェレンジしたいなあ〜〜〜と思うのだった。


もっとじっくりと山を眺めればよかったけど、あまりに団体さんに囲まれると単独の私めはちょっと居場所がない感じで、早々に降りることにした。折りしも、陽も完全に翳ってきてしまい、なんだか、雪が茶色く冴えない色に見える。さてさて行きますか・・・・・。 沢の斜面が見える所までくると、本当にたくさんシュプールが一杯で迷うまでもない感じだ。ザラメというよりは湿雪で斜度は25度ぐらいか? 全然楽な感じだ。やや狭い所もあったような気がするが、一段下がったあたり?からは、本当に広くてよりどりみどりだ。しかし、ほとんどシュプールだらけでノートレースを味わう楽しみもないので、写真をあまり撮らずに、割と一気に滑ることとした。比較的シュプールが少ない所を選んだり、ジャンプ系ターンでひっかかる雪をクリアした。デブリもほとんどなく、茶色いゲレンデみたいな感じだった。後半はいささかうんざりするほどにスキーが滑らないし、かといって荒れているので直滑降で自爆するのはいやなので、ゆっくりとしたリズムのシュプールを刻むが、それにしても足が疲れる。


やがて、やや狭くなって、デブリが出てきたが、先陣によって、横滑りラインができており、これまた楽させていただいて、そのまま素直に速やかに通過する。ちょうどその頃から、顔に雨のぱらつきが時折ぽつり、ぽつりと落ち始めることとなった。いい時に下山してきたものである。デブリが終わるとやれやれ・・・・・・と思う間もなく、大雪渓方面からの道と合流する北股入沢が見えた。


沢も雪は十分つながっており、渡渉しないですむので助かった。ほんのわずか5m程度登り返すとまた下りのトレースとなった。多くの大雪渓からの登山者がツボ足で林道を降りてきている様子が見える。そのまま滑れそうなので、沢に落ちないように慎重にトレース通りにスキーで降りることにした。落ちたら絶対にまずいところもあった。あっという間に猿倉荘の屋根が見えた。やや左よりに降りて行くと満車の駐車場の方になだらかに滑り込むことになった。


30分ちょっとで降りてしまったので、バスの時間には1時間以上も早く降りてしまい、ややあっけなくもないく、やっぱり稜線まで行けばよかったか?と思わなくもないが、時折ぱらぱらと落ちる雨粒やかなりガスが沸いている大雪渓方面を見上げると、やっぱりナイスタイミングって感じで、次回にまた楽しみはとっておこうと思うのだった。


結局、ゆっくりとスキーや装備を片付けていると、バスに合わせて降りてくる人が何人もいたので、声をかけて4人でタクシーで降りることにした。これだけ人数が多いGWだと、タクシーも何台も客待ちしている状態なので、とてもラッキーだった。






栂池ロープウエイ終点  中央バックは白馬乗鞍岳 栂池自然園から右から白馬乗鞍岳、小蓮華岳
 栂池自然園を真西に横断。山々を眺めながらクロカン気分♪ 点々と登る人達。結構急登だった。数分前までガスの中だった。
青空とシラビソと雪のコントラスト 右上が船越の頭への登り。右上の尾根の途中から滑る人も多い。ここで前進か悩む
右斜め上の写真の場所から白馬鑓ヶ岳方面をのぞむ。ここから、滑ることになった。 2301m台地にて、稜線をバックに撮影。次は稜線から滑り降りたい。
金山沢の比較的上のあたり。茶色い湿雪だった。 左の斜面が終わるとさらに緩く広い斜面となる。
デブリが堆積。近づくと立派なトレースがあって、一気に滑走 左の斜面が終わると、北股入沢と合流する。比較的沢の入り口は狭い。
猿倉の一番上の駐車場から山の方を振り返る。









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