富士山 〜高度順応トレーニングのはずだったが・・・

                 
        

急に思い立って、山を始めて20周年記念! に(まじめにやっていない時期も多かったけど)、海外の山に初めて挑戦しようと思った。目指すは、モンブラン(4807m)〜♪

基本的な雪上歩行ができれば登れそうだが、なんせ、富士山よりも1000m以上も高いところなので、高山病がとても心配だった。ツアーの申し込み期限が1ヶ月前で、ぎりぎりまで行くかどうか迷っていた。申し込むにあたって,大混雑のなか富士山で高山病がでないかどうか確認をするために登りに行った。

以前、富士山に登りに行った時は、あまりの混雑と、台風の接近のため風が強く、8合目の小屋で仮眠をとった。今回は、眠らずに一気に?登って高山病がでないかどうかの確認が一番の目的だった。なんせ、モンブランに登るためには、途中1泊する小屋が既に富士山と同じぐらいの高さの場所にあるのだ。富士山で、気分悪くなるようでは、とても登頂どころではないだろう。。。


山 域 / 形 態  富士山 (3776m)  /  夜行日帰り
メンバー  MINMIN
コースタイム  
1999年(平成11年)7月17日(金)
 富士吉田口五合目 22:20発    六合目 22:45〜55
 七合目 トモエ荘   23:45〜50   

 7月18日(土)
 八合目(3040m)太子荘 1:00〜05 
 本八合目(3400m)富士山ホテル 3:00
 ご来光(3615m)4:40〜50  富士吉田口山頂 5:30
 剣ヶ峰(3775m)6:40〜55  富士吉田口山頂 7:35〜40
 七合目 8:50       六合目  9:10〜20
 五合目バス停 9:50 

登山口情報  
●富士吉田口のターミナル売店は22時頃には一旦閉店する

●山小屋は予約なし可。綺麗な設備ではない。朝は2時頃から皆出発するのでそのつもりでいること。あくまで仮眠という位置づけの感じである。
 
●綺麗なトイレは?? 七合目の下山口と、お鉢めぐりの途中に一つあったと思う。そういうところは、全て激混み!それ以外は絶句。
 
 




金曜日の仕事を終えて、中央線、富士急行線を乗り継いで、最終の富士吉田口へのバスに乗り、登山口に到着したのは、もうすっかり夜中。うーん、一日は長い・・・・これから登りに行くのだが、さすがにこの時間から登り始める人は少ない。

それでも数人と前後しながら歩く。六合目ぐらいに来ると、ずらっ〜と上に続く登山者のランプの明かりが見事である。この日のお天気は穏やかで、風もあまりない天気であった。割と快調なペースで登っていく。当時の記録は詳細にはないが、記憶の範囲だと、七合目まではスイスイ。ところが、そこから上は、渋滞が始まって、八合目あたりからはほとんど進まなくなってきた。それでも人をかき分けるようにして進んでいくが、富士吉田口は大体、くねくねと2回山道を曲がると、そのたびごとに山小屋があるというほど小屋が多い。小屋の回りには人垣がたまって、通過するのが大変。うんざりしながらもそれでも進むが、遂には、全く1歩も進まなくなった。

とにかく岩っぽい登山道のところで、立ちっぱなしなのである! ただただ立っているので、えらく参った・・・ たまたま外人さんの女性の方が近くにいたし、外人さんが他にもとても多かったのを記憶している。ただ岩道に立っているというのは、ラッシュ時の階段規制を思い起させるものだった。最近は混雑緩和されて階段規制もないのにね。。。(ラッシュの経験がない方は、メチャ混みの例えばスポーツ観戦の終わった後とか、混むので有名な明治神宮などの初詣などで、階段で延々と一歩も動けないというのを想像してみてね・・・) 街中ならまだいいが、富士山の、それも3000mを越したところでは勘弁である。いくら穏やかとは言っても、真夜中なので朝方の冷え込みでシンシンと冷えてくる。歩いていたら暑いぐらいかもしれなくても、30分一歩も進まないというのは。1時間で数m。何しに私は来ているの?トレーニングはどうなったの?って感じである。とうとう、九合目前後でご来光。あまりぱっとしない、雲の多いご来光だった。それも、たくさんの行列の人だかりで、背伸びしたりして、ようやく拝んだ感じ。背が高くないので、人垣で見えないのだ(^^;)

やっとお日様が出たので、少し渋滞の全体像も見えてきて、諦めムード。途中で、ご来光を見てほっとしたのか?寒さで参ったのか?調子が悪くて歩けなくなっている人達が道の脇とかに結構多くたたずんでいる。私は、やっと山頂に到着。ここまで渋滞していると、ゆっくりしか歩かなかったのであまり苦しくない。今まではザックをゆっくり置いてごそごそする余裕がないほど混んでいたので、やっと雨具の下にフリースを着こんでほっとした。

混んでいる富士吉田口の山頂をあとに、さっそく最高峰の剣が峰へ。富士山を登った人では、山頂の一角に登ったことでよしとしてしまって、お鉢めぐりをしないで降りる人の方がはるかに多いが、ここは是非お天気がよければ最高三角点のある剣が峰に足跡を残したいものだ。

やっとお鉢めぐりになると、今までの人ごみが嘘のように消えて、やっと山らしい感じで歩ける。岩っぽい一部細いところもあるので強風が吹いているときは要注意である。前は右回りに廻ったが、今回は左からのピストンとした。ラストの急登が、一歩上ると二歩下がるみたいな砂礫の地質で少々息があがった。

あまりぱっとしないお天気だったが、景色はまあまあ。再び往路を戻って、もっと長く居てもよかったが、トイレがないようなところなので、ダッシュして降りることにした。下り始めると、あっという間に暑くなってきた。多くの人達をごぼう抜きして、目指すは7合目に新しく出来たトイレ。快適に、下山道(砂走りではないが、とってもスピードが出る快適な下り)を進み、あっという間に7合目に到着したが、およそ人が考えることは同じで、極めつけの長蛇の列。あと30分は最低でも並ぶような感じで待つのも嫌なので、今度は6合目を目指し下山。やっと、なんとか六合目のあまり綺麗ではないトイレにたどりついてヤレヤレ。

当初予定していた、あまり休まずに一気に登るトレーニングには全くなりませんでしたが、特に高山病にもならず、これならば4000m峰にチャレンジできるかなあと思って一応安心?いたしました。


富士吉田口山頂から剣ヶ峰を望む             剣ヶ峰(最高地点) 



 
富士吉田口から登る場合の富士山登山アドバイス
   (全くの私見です。実際に登る際には、それぞれ自分なりに調べましょう)

●夜間登山をする場合は、夜風に長時間あたるので天気が良くても、きちんとした雨具とフリースなどの防寒具は必携。(それもあまり薄手でない方がよい) トレーナーはあまりお勧めできない。夜露で湿った感じがして、濡れてしまう感じがする。手袋は必ず持った方がよい。(主に防寒の意味で。岩も多いし。) 高山病というよりも、寒くて体調をくずしているケースも目立つ。

●普段山を登っていない人では、ペースを当初上げ過ぎてバテているケースも多い。最初はゆっくりぐらいの方がよいんだけど。。。。

●夜間登山では、ヘッドランプとスペア電池が必要。電池は長い間使うので意外と消費します。
(夜道で地面がわからないと怖いですよ〜)

●絶対にご来光を山頂で臨みたいというのならば、必ず8合五尺の山小屋に泊まりたい。一番上の山小屋か、その次ぐらいでないと、確実にゲットできない。みんな2時ないしは1時半ぐらいに登り始めるので、下の小屋に泊まったら、追い抜きは相当困難なので山頂で見れる可能性はかなり低くなる。

●ご来光にこだわるならば最初から、山頂の茶店みたいなところに泊まるのもいいかもしれません。(山頂の一角にひっそりテント張るか、ツエルト張るとか。シュラフにそのままくるまって夜明けを待つとか?いろいろ作戦はあるでしょう)

●以上は、夏の週末に富士山を富士吉田口から登る場合の話で、友人で別の登山道から登ったら、空いていて人がいないので、ランプの明かりも少なくて道が暗くて怖かった・・・・という話もあります。静かな山というほどではなくても、もう少しマシな登り方をしたいのならば別の登山口をお勧めします(自分は3回とも富士吉田口から登ったので、他のところはわからなくてスイマセンです)

●富士山に高度順応トレーニングとして行くのならば、なるべく山頂での滞在時間が多いほうがよいようです。お鉢周りも是非した方がよいでしょう。夏ならば1泊山頂で泊まることをお勧めします。1ヶ月前に登るよりも、直近の1週間前ぐらいの方がより効果的と言われてます。また回数を多く登ることによって体が高度順応がしやすくなるようなので、複数回を登るほうがよいでしょう。









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