塔ヶ岳〜三ノ塔
11月の三連休はどっか遠くに行く予定を当初考えていたが、連休初日に予定が入ったので、急遽近場での足慣らしとなった。いったんモチが下がってしまったので、遅刻登山?で最後は走るようでしたが、心配な膝は走れるぐらいに今回はもってくれて嬉しかった。 |
山域 / 形態 | 丹沢 / ハイキング縦走 |
メンバー | MINMIN |
日程 | 2006年11月4日(土) |
登山口情報 | ●大倉バス停にはトイレレットペーパー付き&足洗い場つきの立派なトイレがあり ●昔の地図には載っていないが、三の塔から大倉へは戸沢経由でなくて大倉に出る道ができた。風の吊橋ができて随分便利になってました。 |
朝の空はどんよりしていたが、どこか行こうと朝起きてから準備。やっと電車を乗り継いで大倉バス停に降り立ったのが10時半少し前。なんと、バス停には日本陸軍の軍服を着た登山者が居てびっくり仰天!!! 年の頃は20代後半から30代前半ぐらい?昔の人みたいに凛々しい感じ。他の人が声をかけると、びしっと敬礼して挨拶する。なんか、とっても礼儀正しくてサマになっているのでえらく感動した。年配の人がしみじみと「昔はこういう人が街を歩いていたんだよ。かっこいいねえ〜〜。軍服はインターネットか何かで仕入れたのかねえ?」と。軍服マニアか、戦争オタクか?土色の褪せた色合いの軍服、制帽(星はひとつ星)、足にはゲートルを巻いている!靴はさすがに皮の登山靴でした。リュックも同じ土色で上はぐるぐると巻くタイプで割と荷物はコンパクトで軽そう。背中に飯ごうがくくりつけられていた。(毎週高尾山に出没しているそうなので、見たことのある人も結構多いかも) 日本陸軍さんにはお先に行ってもらうことにして、5分後の10:40に私が出発。渋沢駅でバスを待っていた頃には雨もわずかにぱらついていたが、お天気はもちそうな気配だ。時間は遅いが、さすがに3連休なので、家族連れなどが結構歩いている。一応今回は特に軽量化せずにおよそ8キロぐらいの荷物で前回の塔ヶ岳まで2時間半程度を目標とした。歩き出すと11月だけど滴り落ちる汗をぬぐうのに忙しいほど温度は高かった。日本陸軍さんを20分位歩いた地点で抜く。途中通過の見晴らし小屋がかなり綺麗になったので驚いたり、再び日本陸軍さんに追い抜いてもらったりして近くをしばらく歩く。小屋の屋根補修をしていた人達が彼に号令をかけたら、またまた敬礼の挨拶している様子を見たり。なんか、映画の1シーンみたいだ。 1時間近く歩いた頃には自分のペースが落ちてきた。やはり去年は同じコースでも荷物は5〜6キロ程度に軽量化していた分ラクだった。止まらず継続して歩くことを目的にしているので、無理やり歩き続けて堀山の家もパスする。馬鹿尾根なのでずっと登りが続いて、もう少しで最大の関門の花立直下が見えてくる少し下あたりの樹林の所でようやく休憩。ふぅ〜〜〜。 1時間40分頑張ったけど、水分補給を全くしていなかったので、水分摂ったら随分楽になった。あとまだ450m位標高差あり。トホホな距離である。気を取り直して歩き出すが、再びどんどん歩けるようになってきた。花立付近はさすがに足が少々きついが休まず進む。上からは人がどんどん降りてくる頃にはガスが出てきて何も見えなくなってきた。風が吹き抜けて気持ちがよい。金冷やし付近からはかなり薄ら寒い光景になってきて、真っ白状態。雨こそ降っていないが、皆雨具やらジャケット着用している。既に去年の目標タイムをオーバー。あと600mという表示があったが、結構そこからも遠かった。(^^;) やっと2時間45分後の13:25に全く何も見えないガスの塔ヶ岳山頂(1491m)の道標にタッチ。標高差1200mで去年より少し荷が重くなっただけですぐに遅くなっているのは情けないです。(苦笑) 寒いのですぐに上着を着て昼食を摂る。周りの人達も皆寒そうにしている人が多い。下りは同じ所を降りるのはさすがに勘弁なので、表尾根経由で三ノ塔から下山するコースにする。 そうとなると、ゆっくりはしていられない。日没と競争だ。表尾根を下るのは2回目?いきなりそちらの道を下り始めたら、ガスが吹いていてまるで雨のようだった。ガスが樹木に当たり、水滴となって落ちているようだった。雨具を着て登って来る人が多いのも納得だ。小屋が30分と歩かないごとに一杯ある休憩所が豊富なコースだ。 今回は下り始める前に、最近不調の左膝に思い切り強くサポーターを巻いたためか膝は大丈夫だ。違和感が発生しないように最初は恐る恐る、だんだんと結構大胆に降りていく。なんだか一杯アップダウンがあって、ずっと霧の中。紅葉見にきたのだけど、大外れ!やっと一瞬ガスが切れた合い間からかすかに紅葉を発見。烏尾山のあたりで晴れてきて一瞬だけ気持ちの良い風景を見たが、再び三の塔の登りにかかるとガスの中。山頂にはカップルと男性2名のグループがいた。ガスの中で気分的には盛り下がって?下山。ここからの道も3回目位。記憶ではとにかく単調な暗い杉の植林なので、日が早く落ちるコースだ。 最初は膝を思ってセーブして若者グループらに先に行ってもらっていたが、彼らは山道に慣れていないようで、自分はいつの間にかダブルストックを持って行ったが全く使用せず、無我の境地でどんどん下る。知らず知らずのうちに膝が痛くないのをいいことに走るように下る。ヘッドランプはもちろん本日も2個持参だが、なるべく使いたくない。安全圏の林道に4時23分到着。ここから再び山道を使う近道があるものの、暗くなって樹の根などにつまずいて捻挫や骨折などしたら恐いので、安全な林道をこのまま下ることにした。 まだ明るいうちに林道に降りられたので気分良し。ところが、途中で左から新しい林道があがってきていて、そこに大きなガードがあり。右かな?左かな?と悩んで、方向的には右が正しそうだが、あまりに立派な左の林道なので途中で折り返しとかあるかも?と思って左の道を選択・・・・これがやっぱり間違いで、とんでもない方向に行く道だった。途中で気が付いて登り返したけど、10分ぐらいロス。 段々と日が暗くなってきて、ヘッデンを出す手前ぐらいの明るさ。車道なので歩けるけど・・・・。緩やかな下りの林道なので、勢いがついて最後は2キロぐらいずっとジョギングでランニングハイの気分で走ってしまいました!!やっぱり、膝に痛みが出ないと山歩きは楽しいなあと改めて実感。 ちょうど日没頃に風の吊橋のある公園のようなに到着。夜間ライトアップされて素敵な吊橋を渡りながら、走った後の汗が引いてさわやかな気分だった。なんだか残業(=ヘッデン歩行)にはならなかったけど、もっと早起きして歩かないといけないですね・・・・と反省。一応膝が無事だったのが一番嬉しい(情けない感想ですが)ですが、調子に乗って走ったのでその後3日間ぐらいMINMINお得意の強烈な筋肉痛になったのは言うまでもありません。(苦笑)
|
塔ヶ岳山頂にある尊仏山荘 | 表尾根もガスで深山の趣? |
ガスの合い間でようやく見えた紅葉 | |
烏尾山へ向かう手前にあった仏様。手を合わせました。 | 本日最後のピークの三ノ塔 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||